増大号 糖尿病のすべて。 検査データに基づいた診療のポイント
2章 治療の実際
糖尿病の薬物療法:注射血糖降下薬
山田 英二郎
1
1群馬大学大学院医学系研究科内科学講座内分泌代謝内科学
キーワード:
インスリン療法
,
インスリンポンプ療法
,
GLP-1受容体作動薬
,
チルゼパチド
Keyword:
インスリン療法
,
インスリンポンプ療法
,
GLP-1受容体作動薬
,
チルゼパチド
pp.120-125
発行日 2026年2月1日
Published Date 2026/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.030126110540020120
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はじめに
糖尿病はインスリン分泌不全とインスリン抵抗性を基盤とする代謝疾患であり,経口薬で十分にコントロールできない場合には注射薬が導入される.現在,注射血糖降下薬にはインスリン製剤,GLP-1(glucagon-like peptide-1)受容体作動薬(GLP-1RA),両者を組み合わせた配合薬に加え,GIP(glucose-dependent insulinotropic polypeptide)/GLP-1RA(チルゼパチド)も臨床使用が広がっている.また,インスリン療法では持続皮下注入療法(continuous subcutaneous insulin infusion:CSII)やハイブリッドクローズドループ(hybrid closed loop:HCL)によるポンプ療法の普及も進んでおり,治療選択肢は多様化している.
本稿では,上記の注射薬と関連治療の特徴および診療における位置付けを概説する.

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