連載 学校と現場をつなぐ臨地実習の在り方—若手臨床検査技師の想い・5
臨地実習は未来の自分を想像する絶好のチャンス—生理検査を担当して
江口 碧
1
1佐賀大学医学部附属病院検査部
pp.74-75
発行日 2026年1月1日
Published Date 2026/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.030126110540010074
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自己紹介
私は福岡県の4年制大学の検査学科を卒業し,福岡県の約500床の総合病院で臨地実習を経験しました.現在は佐賀大学医学部附属病院(以下,当院)に入職し,生理検査を担当し4年目になります.当院は約600床を有し,正確性と迅速性が求められる緊張感のなかで多くの検査が行われています.勤務時間内には自己研鑽の時間を確保するのは容易ではありませんが,県内でもまれな症例に触れる機会が多く,日々新しい学びに出会えることが魅力的だと感じています.
学生時代は微生物検査に興味がありましたが,現在の生理検査業務を通じて技術や臨床知識の習得に励み,多くの患者さんと接するなかで精神面でも成長を感じています.これまでに学会発表を数回経験し,3年目には呼吸生理学の二級臨床検査士の資格を取得しました.今後はそのほかの二級臨床検査士や超音波検査士の資格取得を目標に,さらなるスキルアップを目指していきたいと考えています.
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