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今月の特集2 パニック値報告 私はこう考える
パニック値報告の現状と今後
Problems and future aspects of panic values
諏訪部 章
1
1岩手医科大学医学部臨床検査医学講座
キーワード:
パニック値
,
緊急報告値
,
多職種間コミュニケーション
,
人工知能
,
AI
Keyword:
パニック値
,
緊急報告値
,
多職種間コミュニケーション
,
人工知能
,
AI
pp.1310-1316
発行日 2020年11月15日
Published Date 2020/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542202504
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Point
●パニック値とは“生命が危ぶまれるほど危険な状態にあることを示唆する異常値”である.確実に主治医に報告されなければならない.
●パニック値の定義や運用は画一的に決められるものではなく,施設の実情に合わせた運用が望まれる.そのためには多職種間の十分なコミュニケーションが必要になる.
●将来的には人工知能(AI)を活用して,さまざまな患者情報を踏まえてパニック値を判断する仕組みを構築することが必要になる.
●検査室担当者にはパニック値と病態の関連を常に理解し,追及する姿勢が求められる.
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