増大号 極める!呼吸機能検査 患者を診る力が成功のカギ
6章 肺拡散能検査の失敗例とその対応
DLCO検査ができない
清水 康平
1
1東邦大学医療センター大森病院臨床生理機能検査部
キーワード:
姿勢
,
息漏れ(吸気)
,
ノーズクリップ
,
マウスピース外れ
Keyword:
姿勢
,
息漏れ(吸気)
,
ノーズクリップ
,
マウスピース外れ
pp.251-255
発行日 2025年2月1日
Published Date 2025/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.030126110530020251
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原因分析
本項で取り上げる例は基本的には検査を続けることが困難となる.そのため,アーチファクトが混入のため解釈が難しいなどのケースはほとんど起こらない.
肺拡散能(diffusing capacity of the lung for carbon monoxide:DLCO)測定は0.03%程度と微量であるが,一酸化炭素(CO)が含まれることや複数回実施することで,血管内CO分圧を無視できなくなる可能性もあることから,これら失敗が起こる可能性のあることは避けて準備することが望ましい.
*本論文中、[▶動画]マークにつきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2028年2月29日まで)。
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