増大号 極める!呼吸機能検査 患者を診る力が成功のカギ
3章 スパイログラムと患者状態から読み解く失敗例とその対応(肺活量測定)
最大呼気・最大吸気で粘りすぎている
清水 康平
1
1東邦大学医療センター大森病院臨床生理機能検査部
キーワード:
頑張りすぎ
,
息継ぎ
,
最大呼気・最大吸気の見極め
Keyword:
頑張りすぎ
,
息継ぎ
,
最大呼気・最大吸気の見極め
pp.168-169
発行日 2025年2月1日
Published Date 2025/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.030126110530020168
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原因分析
肺活量(vital capacity:VC)測定において,最大呼気および最大吸気をとることは基本となる.そのため,患者を鼓舞したり,応援したりと声掛けを行っている.ただし,患者の最大呼気および最大吸気を見落としてしまい,声掛けを続けるとそれ以上を求められているかのように患者が感じてしまうことがある.このことが原因で患者からクレームを言われたり,患者のやる気がなくなってしまったりする.原因としては,検者側の見極めの問題と患者の頑張りすぎが挙げられる(図).
*本論文中、[▶動画]マークにつきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2028年2月29日まで)。
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