増大号 極める!呼吸機能検査 患者を診る力が成功のカギ
3章 スパイログラムと患者状態から読み解く失敗例とその対応(肺活量測定)
プラトーがない
清水 康平
1
1東邦大学医療センター大森病院臨床生理機能検査部
キーワード:
努力不足
,
やせ型
,
筋力低下
,
喘息発作時
,
検査理解不十分
Keyword:
努力不足
,
やせ型
,
筋力低下
,
喘息発作時
,
検査理解不十分
pp.170-171
発行日 2025年2月1日
Published Date 2025/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.030126110530020170
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原因分析(図)
患者によっては最大呼気位および最大吸気位でプラトーを確認できず,こちらの声掛けの前に吸気,または呼気に移行してしまう患者がいる.プラトーがなく,拘束性換気障害や咳症状もなく,ただ患者本人の苦しさや検査の理解不十分から吐き切らないときがある.ほとんどは患者の努力不足の問題であるが,やせ型の人,開胸・開腹手術後の人のほか,気管支喘息発作時など疾患によるものも考えられるため,決めつけてはいけない.
*本論文中、[▶動画]マークにつきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2028年2月29日まで)。
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