巻頭インタビュー・20
障害とケアに、アートは何ができるのか
大崎 晴地
,
『看護教育』編集室
pp.119-126
発行日 2026年4月25日
Published Date 2026/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.004718950670020119
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
障害を「取り除くべきもの」と考えるバリアフリーの発想。その重要性を認めながらも、アーティスト・大崎晴地さんは、そこに別の視点を提示します。人は1人1人違う存在であり、どんな身体を持ち、どんな環境に生きるかは偶然(ランダム)の中にあります。そう考えると、「障害」は欠けていることではなく、その人が生きている世界の1つの現れとも言えるのかもしれません。
大崎さんが提唱する「ランダムフリー」とは、その偶然に生まれた偏差を標準へと近づけるのではなく、むしろ基準そのものから解放し、差異を差異のまま発展させていく思想です。
こうした思想を携え、大崎さんは《障害の家》プロジェクトを進めてきました。健常/障害という二項対立を掘り崩すこの実践は、ケアとアートの在り方、そして関係そのものを問い直します。障害とは何か、ケアとは何か、そしてアートは何ができるのでしょうか。
「看護教育」編集室

Copyright © 2026, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.

