特集 腎臓病診療の“イマ”を日本のトップランナーに聞いてみた
各論 薬物療法の最新動向
GLP-1受容体作動薬は腎臓にメリットがあるか教えてください
小林 一雄
1,2
1内科クリニックこばやし
2横浜市立大学医学部循環器・腎臓・高血圧内科学教室
キーワード:
グルカゴン様ペプチド1受容体作動薬
,
GLP-1受容体作動薬
,
ナトリウム・グルコース共輸送体2阻害薬
,
SGLT2阻害薬
,
推算糸球体濾過量スロープ
,
eGFRスロープ
,
多面的効果
Keyword:
グルカゴン様ペプチド1受容体作動薬
,
GLP-1受容体作動薬
,
ナトリウム・グルコース共輸送体2阻害薬
,
SGLT2阻害薬
,
推算糸球体濾過量スロープ
,
eGFRスロープ
,
多面的効果
pp.62-68
発行日 2026年1月10日
Published Date 2026/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.002576990630010062
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Point
◎グルカゴン様ペプチド1(GLP-1)受容体作動薬を含む複数のエビデンスのある薬物の併用が腎イベント抑制には必要である.
◎ナトリウム・グルコース共輸送体2(SGLT2)阻害薬とGLP-1受容体作動薬は血糖低下作用以外に,体重減少,血圧低下,脂質改善などの多面的効果を共通して有している.
◎GLP-1受容体作動薬は抗動脈硬化作用や抗酸化作用といった独自の腎保護的な作用も有する.
◎末期腎不全への進行や腎代替療法導入,さらには腎死といったハードエンドポイントの研究には限界があり,最近ではサロゲートマーカーとして推算糸球体濾過量(eGFR)スロープを比較する研究が注目されている.

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