特集 肺炎の診断・診療エクセレンス
肺炎の治療をどうするか?
医療介護関連肺炎・院内肺炎の抗菌薬選択をどうするか
進藤 有一郎
1
1名古屋大学医学部附属病院呼吸器内科
キーワード:
肺炎
,
耐性菌リスク因子
,
広域抗菌薬のde-escalation
,
アドバンス・ケア・プランニング
,
ACP
Keyword:
肺炎
,
耐性菌リスク因子
,
広域抗菌薬のde-escalation
,
アドバンス・ケア・プランニング
,
ACP
pp.2262-2267
発行日 2025年12月10日
Published Date 2025/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.002576990620132262
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Point
◎肺炎診断の際には,肺炎を市中肺炎(CAP),医療・介護関連肺炎(NHCAP),院内肺炎(HAP)の3つに分類する.
◎NHCAP,HAPの初期抗菌薬決定の際には耐性菌のリスク因子を重視する.
◎NHCAP,HAPの耐性菌リスク因子には共通しているものもあれば,それぞれの群で特有な因子があることに留意する.
◎NHCAP,HAP患者の中には高齢者やADLが不良な患者が多く,アドバンス・ケア・プランニング(ACP)の過程が重要であり,多職種連携と情報共有が重要である.

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