特集 呼吸器問題集—呼吸器疾患の糸口とミニマムエッセンスを知る
間質性肺炎
Question 1 76歳女性.主訴「発熱,咳嗽」
林 潤
1,2
,
伊藤 博之
2
,
中島 啓
2
1神奈川県立循環器呼吸器病センター
2亀田総合病院呼吸器内科
pp.1134-1136
発行日 2025年7月10日
Published Date 2025/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.002576990620081134
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現病歴 1カ月前から微熱を認め,近医で尿路感染症と診断されセファクロルを処方された.しかし,その後も解熱せず咳嗽が出現したため,2週間前に当院を受診した.胸部X線写真で右上中肺野に浸潤影を認め,市中肺炎と診断され,抗菌薬としてアモキシシリン・クラブラン酸,アジスロマイシンが開始された.抗菌薬内服後も発熱・咳嗽は持続し,救急外来を受診した.
既往歴 虫垂炎術後,卵巣囊腫術後.

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