特集 呼吸器問題集—呼吸器疾患の糸口とミニマムエッセンスを知る
気管支拡張症
Question 34 33歳女性.主訴「咳嗽,喀痰,息切れ」
飯塚 紳
1
,
南宮 湖
2
1慶應義塾大学医学部呼吸器内科
2慶應義塾大学医学部感染症学教室
pp.1213-1214
発行日 2025年7月10日
Published Date 2025/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.002576990620081213
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現病歴 幼少期から副鼻腔炎,湿性咳嗽があり,感冒症状を繰り返していた.13歳時に近医で気管支拡張症と診断され,少量クラリスロマイシンが処方され経過観察されていた.前医での投薬でも改善がみられず,持続的な咳嗽と喀痰,息切れがあり,33歳時に精査・加療目的で当院を紹介受診した.
既往歴 幼少期に肺炎で複数回入院歴あり.中耳炎,副鼻腔炎,不妊症(体外受精により出産).
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