連載 明日から実践できる! 臨床医のための腎臓領域超音波(Nephro POCUS)・6
腎エコー(AKI時のNephroPOCUSその②後編)
吉田 圭佑
1
,
北野 史也
2
,
谷澤 雅彦
2
1行徳総合病院 腎臓内科
2聖マリアンナ医科大学 腎臓・高血圧内科
pp.1094-1100
発行日 2025年6月10日
Published Date 2025/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.002576990620071094
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第6回では,水腎症の除外や腎生検時に必ず行う腎エコーについて詳述し,さらに膀胱エコーに関連する知識を概説する.
腎エコーは,腎臓の形態評価や腎内血流評価に加え,結石や囊胞といった器質的疾患の評価に用いられる.特に,急性腎障害(AKI)の診断において最初のステップとされる腎後性腎不全の鑑別(水腎症のチェック)や尿管結石の評価は,腎臓内科医として必須の検査項目である.

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