特集 いつものアノ病気,アノ状態—“在宅で診るときならでは”の「コツ」!
各論
がんの終末期(緩和ケア)
大屋 清文
1
1ピースホームケアクリニック京都
キーワード:
在宅医療
,
癌性疼痛
,
オピオイド
,
持続皮下注射
,
皮下輸液
Keyword:
在宅医療
,
癌性疼痛
,
オピオイド
,
持続皮下注射
,
皮下輸液
pp.512-515
発行日 2025年3月10日
Published Date 2025/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.002576990620030512
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Point
◎中等度以上の癌性疼痛には強オピオイドを使う.Numerical Rating Scale(NRS)で4以上の癌性疼痛には強オピオイド導入が推奨される.弱オピオイドの使用は限定的な状況に限られる.
◎オピオイドは,まずはモルヒネをきちんと使えるようになることを目標にするとよい.また.コントロール不良の痛みにはオピオイドの持続皮下注射を使えると治療の幅が広がる.
◎終末期の輸液は,輸液のリスクと苦痛緩和の効果を考慮し,患者・家族と共同で意思決定する.皮下点滴のやり方を医師も覚えておくとよい.

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