特集 特定健診時代の生活習慣病対策
【脂質異常症のホットトピックス】
脂質異常症治療の最新ストラテジー
小泉 順二
1
1金沢大学医学部附属病院総合診療部・総合診療内科
キーワード:
低比重リポ蛋白コレステロール(LDL-C)
,
トリグリセライド(TG)
,
高比重リポ蛋白コレステロール(HDL-C)
,
スタチン
Keyword:
低比重リポ蛋白コレステロール(LDL-C)
,
トリグリセライド(TG)
,
高比重リポ蛋白コレステロール(HDL-C)
,
スタチン
pp.46-49
発行日 2008年1月15日
Published Date 2008/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414101323
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脂質異常症の診断と治療目的
はじめに,2007年に策定された日本動脈硬化学会のガイドライン1)では,リポ蛋白代謝異常を示す呼び方として「高脂血症」ではなく「脂質異常症」と呼び名を変更している(J1).
脂質異常症の診断・治療の目的は,以下の3つのことが考えられる.まずは,①動脈硬化性疾患に対するものであり,次いで,いろいろな②遺伝性および二次性のリポ蛋白代謝異常の診断から患者の病態への対応,もう1つは,③高カイロミクロン血症などの膵炎に対応する予防・治療である.
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