特集 明日から始める「性差医療」—性差とライフステージを考える
さまざまな場面における性差医学の役割(性差への配慮)と活用
学会ガイドライン作成における性差医学・医療の役割—日本循環器学会の取り組み
大塚 麻樹
1
1久留米大学内科学講座心臓・血管内科部門
キーワード:
性差
,
多様性
,
健康の社会的要因
,
SDOH
,
循環器診療
,
ガイドライン
Keyword:
性差
,
多様性
,
健康の社会的要因
,
SDOH
,
循環器診療
,
ガイドライン
pp.328-332
発行日 2025年2月10日
Published Date 2025/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.002576990620020328
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Point
◎日本循環器学会は2024年3月『多様性に配慮した循環器診療ガイドライン』を発表した(当学会のホームページにて無料公開中).
◎本ガイドラインは作成にあたって,班員・協力員の56%を女性が占めた,まさに多様性を重視した画期的なガイドラインである.
◎本ガイドラインは領域横断的な内容で構成されており,すべての医療者の指南書となりうる.
◎性差,多様性,健康の社会的要因(SDOH)に関する国内の報告はまだ少なく,本邦独自の性差医学・医療の発展が期待される.
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