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2025年4月5日・6日に第41回日本臨床皮膚科医会総会・学術大会を金沢で開催しました.北陸初開催でしたが天気に恵まれ桜も満開で,1,600名にご参加いただきました.今回金沢大学皮膚科の松下貴史教授,事務局長 白崎文朗先生とプログラムについて議論を重ねてまいりました.シンポジウムには「皮膚科の達人による皮膚科の醍醐味」,「本音で語る乾癬治療」,「アトピー性皮膚炎の一生」,「先天性表皮水疱症の最近の進歩」,「患者と考える円形脱毛症治療」など目白押しの講演,シンポジウムをご用意しましたが皆様楽しんでいただけましたでしょうか.皮膚科以外の先生から普段聴くことのない貴重なご講演を企画し福井大学救急科総合診療部 林寛之教授の「皮膚科救急のTips&Pitfalls」,東京大学医科学研究所 西村秀美教授の「皮膚の老化と疾患」,金沢大学が誇る教授陣の「他科の達人から学ぶ」はどれも会員の皆様に大変好評でした.どの会場も盛況でしたが,会場が8会場にわたり皆様の聞きたい演題が時間的に重なってしまったことをお詫び申し上げます.参加された先生方には心から感謝いたします.ありがとうございました.
学会テーマは『DEEP DERMATOLOGY〜皮膚科医にしか見えないもの』としました.AIと医療の関わりを書いたDEEP MEDICINE(Eric Topol著)から発想を得たものです.AIと医療は今学会のメインテーマで,特別講演では大阪大学藤本学教授から「AIが切り拓く皮膚科の未来」をご講演頂きました.Deep learningおよび生成AIで飛躍的に進化したAI革命の現状に驚くとともに,皮膚科診療においてもAIを拒絶するのではなく如何にうまく使いこなすかが大切で,安易な便利ツールとして使用するだけではなく皮膚科診療の重要な発展のパートナーとなりうるとのお話でした.さらなるAI革命がすでに進化しており,2027年が大きな節目になるとの予想も頂きました.ハンズオンセミナーでは近畿大学 大塚篤司教授に「皮膚科医のためのChatGPT入門」を講義いただきましたが,募集人数が一瞬で埋まり関心の深さを感じました.皮膚科治療選択へのChatGPTの貢献が期待されており,今後ともさまざまな皮膚科の学会で大きく取り上げていくべき課題と思われました.藤本先生,大塚先生ありがとうございました.
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