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小児超音波検査のみかた,考えかた

小児超音波検査のみかた,考えかた
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筆頭著者 市橋 光 (他編著)

その他の著者 野中航仁

中外医学社

電子版ISBN

電子版発売日 2018年1月1日

ページ数 122

判型 B5

印刷版ISBN 978-4-498-14548-1

印刷版発行年月 2017年4月

DOI https://doi.org/10.18886/9784498145481

書籍・雑誌概要

自信を持って的確に小児超音波を使いこなすために!美しい画像とともに,検査から診断に至るまでの思考プロセスを丁寧に解説.小児科診療の強い”みかた”となる一冊.

目次

1 超音波の基礎知識 〈市橋 光〉
 I●超音波による画像表示
 II●走査方式(探触子の種類)
   1 リニア走査方式
   2 セクタ走査方式
   3 コンベックス配列方式
 III●ドプラ法
    Question:連続波ドプラにサンプルボリューム?
 IV●分解能
 V●アーチファクト
   1 屈折
   2 多重反射
   3 鏡面反射
   4 減衰が関係するアーチファクト

2 経頭蓋エコー 〈市橋 光〉
 I●検査の適応
 II●検査方法
   1 機器の設定
   2 断層画面の描出方法と正常像
    1.基準断面
    2.透明中隔腔とベルガ(Verga)腔
    3.大泉門以外のアプローチ
 III●異常エコー所見
   1 占拠性病変
    1.頭蓋内出血
    2.脳腫瘍
   2 輝度異常
    1.脳室周囲白質軟化症
    2.脳梗塞
    3.感染症
    4.脳室の大きさ
    5.脳奇形
    6.細菌性髄膜炎の経過観察
 IV●脳血流診断

3 体表エコー 〈市橋 光 野中航仁〉
 I●検査の適応
 II●検査方法
   1 機器の設定
   2 児の体位
   3 断層画像の描出方法
 III●実際のエコー像
   1 頭部
    1.外傷(頭部打撲)
    2.拍動を伴う頭頂部の母斑
    3.頭部腫脹の鑑別
   2 副鼻腔炎
   3 耳介前部から下顎の腫脹(耳下腺)
    1.耳下腺のエコー
    2.耳下腺の腫脹のみ
    3.耳下腺に低エコーが斑状に見える
    4.耳介前部の血管性母斑を伴った耳介前部の腫脹
    5.耳下腺内の内部が不均一な腫瘤
   4 頸部の腫脹
    1.リンパ節
    2.腫脹,発赤,熱感を有する場合
    3.腫脹と疼痛を有する場合
    4.隔壁を有する管腔構造の集合
    5.筋性斜頸
   5 甲状腺
    1.甲状腺のびまん性腫大
    2.甲状腺の萎縮
   6 陰嚢の腫大
    1.乳児の陰嚢腫大
    2.急性陰嚢痛

4 心エコー 〈市橋 光〉
 I●検査の適応
 II●検査方法
   1 機器の設定
    1.プローブ(探触子)の選択
    2.フレームレート
   2 児の体位
   3 基準断層画像の描出方法と正常像
    1.胸骨傍アプローチ
    2.心尖部アプローチ
    3.心窩部アプローチ
    4.胸骨上窩アプローチ
    追加:血管輪をエコーで否定する(否定することは簡単)
   4 区分診断法の活用
    1.心房位の確認
    2.心室位の確認
    3.大血管の確認
   5 Mモード法による計測
    1.左室収縮の評価
    2.下大静脈径の評価
   6 ドプラによる計測
    1.パルスドプラ
    2.カラードプラ
    3.連続波ドプラと圧較差の推定
 III●先天性心疾患(心臓の構造の異常)
   1 チアノーゼ性心疾患
    1.診断のプロセス
    2.異常像と疾患
   2 非チアノーゼ性心疾患(見逃しやすい疾患が重症疾患)
    1.新生児期に大きな心室中隔がある場合
    2.心室中隔欠損を疑うが,エコーで異常を認めない
    3.心臓内に異常構造物を認める
    4.房室弁の位置の異常
 IV●その他
   1 川崎病
   2 収縮能の低下
   3 壁の異常
    1.壁の肥厚
    2.緻密化障害
    3.心臓腫瘍
   4 心膜液貯留
   5 肺高血圧
    1.三尖弁逆流血流速度から右室収縮期圧を指定する
    2.右室流出路血流波形から肺高血圧を推定する
    3.心室中隔,左室の形態から右室圧を推定する

5 腹部 〈野中航仁〉
 I●検査の適応
 II●検査方法
   1 機器の設定
   2 児の体位
 III●断層画像の描出方法と正常像
   1 肝臓・胆道系
    1.縦走査
    2.右肋間走査
    3.右肋骨弓下横走査
    4.心窩部横走査
    5.左肋骨弓下横走査
    6.左肋間走査
   2 胆嚢・胆管
   3 膵臓
   4 腎臓・副腎
   5 脾臓
   6 膀胱
   7 消化管
 IV●疾患
   1 新生児〜乳児期の嘔吐
    1.胃食道逆流症
    2.乳児肥厚性幽門狭窄症
    3.腸回転異常症および中腸軸捻転
    4.腸重積症
   2 新生児〜乳児の黄疸
    1.新生児肝炎
    2.胆道閉鎖症
    3.先天性胆道拡張症
   3 幼児〜学童の腹痛
    1.先天性胆道拡張症
    2.急性虫垂炎
    3.回腸末端炎
    4.腸間膜リンパ節炎
    5.O157腸炎・溶血性尿毒症症候群(HUS)
    6.IgA血管炎
    7.ウイルス性腸炎
   4 その他
    1.川崎病における胆嚢水腫
    2.水腎症
    3.FAST(Focused Assessment with Sonography for Trauma)

索引