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緩和ケア Vol.28 6月増刊号

【特集】緩和ケアの魔法の言葉2─どう声をかけたらいいかわからない時の道標

緩和ケア Vol.28 6月増刊号
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青海社

電子版ISBN

電子版発売日 2023年2月27日

ページ数 170

判型 B5

印刷版ISSN 1349-7138

印刷版発行年月 2018年6月

書籍・雑誌概要

【特集】緩和ケアの魔法の言葉2─どう声をかけたらいいかわからない時の道標
 本書の前版にあたる「緩和ケアの魔法の言葉」は非常に好評だった。ひとを動かすのは言葉(だけ)じゃないとは知りつつも、僕たち臨床家はまず最初のそのひとことに思いを馳せる。いや,実は,「魔法の言葉」の奥に秘めた考え方や価値観を知りたいと思うのかもしれない。
 今回の「魔法の言葉2」は、もし同僚が・後輩が、時には先輩が・自分が、行き詰ったと感じていた時にかける言葉の蓄積である。仕事をしているあいまに、こそっと廊下で、飲みながら、ラインで(フェイスブックで、メールで)―どのような状況で発せられる言葉かはともかく、言葉を裏付ける考え方や価値観にも興味がつのる。
 本書が、緩和ケアに関わる臨床家が、細く(太くてもいいが)、長く、この価値のある仕事をこころから喜んでつづけることにつながるなら編集者一同の幸せである。(序文より)

目次

1 明るい面に目を向ける
人が生きるのを支える 森 雅紀
「早く死にたい」に抗う「生きていて良かった」と思えるケアをしよう 宮森 正
希望はいいものだ 森田達也
母はがんで亡くなったけれど,がんには勝ったのだと思います 吉田健史
私は毎日あらゆる面でますます良くなっている 家田秀明
あなたの笑顔は素敵です 岡山幸子
ユーモア 石口房子
良い事があってこその笑顔じゃなくて笑顔でいりゃ良い事あると思えたらそれが良い事の序章です 山口健也

2 患者を基準点にする
あなたは患者に何を言わせたいのか? 小森康永
病気は患者のもの 新城拓也
主語はいつも患者さん 東 光久
分からないなら患者に聴くのはどう? 向井美千代
誰の価値判断なのだろうか? 河原正典
主語は誰? 渡邊紘章
それは誰のため,何のため 高田芳枝
何をみているの? 蓮尾英明

3 自分の感情に手当てする
イラッとしてもいいけど,イライラはしない 田中桂子
己を知れ 田代真理
誰かの支えになろうとする人こそ,一番支えを必要としています 小澤竹俊
あせらず,あわてず,あきらめず 高山良子
落ち込むのは落ち込める能力じゃ 広瀬寛子
ちょっと“箱”にしまいましょう! 梅田 恵
自分自身の生き方を大切に 中山康子
ケアを提供するあなたが元気でいてほしい 岡山幸子
ハードルは高ければ高いほど,くぐりやすい 柏木秀行

4 困難には意味がある
ハードルは高ければ高いほど,くぐりやすい 柏木秀行
すべてのことに意味がある 矢野順子
意味のないことなど起こりはしない 佐藤雅彦
今この時が「一期一会」 上田夕貴乃
ありがと~ね 大谷弘行
あらゆる苦しみの中にある人たちを慰めることができます 今井堅吾
自分の役割は使命である 末永和之
人生に無駄なし,2度なし/転んでもつまずいてもタダでは起きるな! 小野芳子
お見送りは,私たちができる最後の看護 林 ゑり子

5 正しい答えはいっぱいある
試行錯誤の繰り返し 森井淳子
磨くとは無数に傷をつけること 青木和惠
合ってると思うよ 白坂昌子
正解はないよ(答えは本人がもっている) 金田美佐緒
人間は考える葦である 阿部泰之
謝ればいいね! 柏谷優子

6 あなたが選ばれた
あなたがいる(いた) 小杉孝子
あなただからできたケアなのよ 向井美千代
そういうお役目を引き受けたんだね 栗原幸江
勝ち戦いくさ 柏木秀行

7 どこかで誰かがきっと見ている
「きっと,○○さんは,お空で○○を思う存分,満喫しているよ」って私たちに微笑んでいると思う 林 ゑり子
でも,気づかないところで,誰かがきっと見てる 広瀬寛子
関わりを育てるためのチームの協力 沼野尚美
この発表,面白かった 斎藤真理
見ているよ─眼差しのもつ力 枷場美穂
コンサルテーションは梁山泊だよ 小川朝生
1人でも参加(賛同)してくれる人がいれば成功 蘆野吉和
私はあなたの応援団です 有賀悦子

8 肯定する
今のままでいいのでは…… 安部睦美
これが今の私たちの精一杯です 澤井美穂
ええんちゃうかな 白山宏人
十分に頑張っているよ(頑張ったよ) 石川千夏
声かけはいる・いらない? 髙澤洋子
私たちに任せると長生きするわよ。それでも大丈夫? 平野和恵
僕は安心して居眠りができるよ 山崎敦子,大嶋健三郎

9 苦しみには終わりがある
人生は苦しい。でも,その苦しみには必ず終わりがある 関根龍一
終わらない外来はない 坂下美彦

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