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≪麻酔科プラクティス 2≫
周術期の輸液・輸血療法 All in One
筆頭著者 山本 達郎 (編)
文光堂
電子版ISBN
電子版発売日 2021年12月13日
ページ数 356
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-8306-2848-1
印刷版発行年月 2020年6月
書籍・雑誌概要
〈麻酔プラクティス〉シリーズ第2弾は,「周術期の輸液・輸血療法」を徹底解説.現在,周術期の循環動態管理には様々なモニターが開発され,患者の安全性は向上し,輸液・輸血療法の考え方も変化している.また,輸血療法では、多くのガイドラインが作成・改訂され,輸血療法の標準化がさらに進んでいる.本書は周術期管理を念頭に置いた麻酔科医向けの内容を中心に,輸液・輸血療法のエキスパートによる最新の輸血の知識も網羅.※一部電子書籍では表示できない図表(P.265 表2,P.266 表3,P.267 表4)を含みます.
目次
Ⅰ 総 論
1 体液の生理
[K&P]“サードスペース” は,ない?
2 栄養
1)経静脈栄養
2)経腸栄養
3 経口補水
[T]ERASⓇプロトコル
4 血液浄化と体液
5 血液凝固の基礎
[T]水とグリコカリックス
Ⅱ 輸液製剤の概要と適応
1 目標指向型輸液療法
2 細胞外液系輸液剤
1)総論
2)乳酸リンゲル液
3)酢酸リンゲル液
4)生理食塩液
5)フィジオⓇ140 輸液(1%ブドウ糖加酢酸リンゲル液)
6)糖を含んだ細胞外液系輸液剤
7)重炭酸リンゲル液
[B]輸液製剤中の乳酸・酢酸の役割
[B]アニオンギャップ
3 維持輸液剤
1)総論
2)5%ブドウ糖液
3)1号液(開始液)
4)2号液(細胞内修復液/脱水補給液)
5)3号液(維持液-1
6)4号液(維持液-2/術後回復液)
4 膠質液(ボルベンⓇ)
5 脂肪乳剤
6 アミノ酸製剤
[B]アミノ酸輸液と体温
Ⅲ 輸 血
1 輸血製剤
2 血漿製剤
1)免疫グロブリン
2)アルブミン製剤
3)アンチトロンビン製剤
4)凝固因子製剤
3 不規則抗体
[OPA]交差適合試験が間に合わない時の対応
Ⅳ 血液供給体制
1 血液供給の現状
2 災害時の血液供給体制
[T]熊本地震時の血液供給体制
3 ヘモビジランス
Ⅴ 輸血ガイドライン
1 新しい赤血球製剤の使用ガイドライン
[T]術前貧血補正と制限輸血(Bloodless Medicine)
2 大量出血症例に対する血液製剤の適正な使用のガイドライン
3 小児輸血のガイドライン
4 新しい新鮮凍結血漿使用ガイドラインと大量輸血における使い方
5 有害事象の予防と治療のガイドライン
6 アルブミン製剤の使用ガイドライン
Ⅵ 輸血医療における止血戦略
1 自己血由来フィブリン糊と止血戦略
2 抗線溶療法と止血戦略─特にモニタリング方法と対処法─
[B]クリオプレシピテート
[B]濃縮フィブリノゲン製剤
Ⅶ 周術期の輸血療法
1 Patient Blood Management(PBM)
2 麻酔科医から見た周術期の輸血療法
[OPA]高カリウム血症時の輸血
Ⅷ 輸血関連合併症・感染症
1 Transfusion-Related Acute Lung Injury(TRALI)
2 Transfusion Associated Circulatory Overload(TACO)
3 血液製剤によるウイルス感染とその対策
[T]E型肝炎
4 輸血と細菌感染症―特に血小板製剤による感染―
[K&P]予期せぬ抗体とその対応
[B]ハプトグロビンの適応と作用機序
Ⅸ 自己血輸血
1 自己血輸血の実施指針
2 整形外科
3 婦人科
4 心臓血管外科
Ⅹ 各種手術の輸液・輸血戦略
1 術中大量出血時の循環動態の管理─特に輸血との関係─
2 産科領域の大量出血時の対応─特に止血戦略─
3 成人心臓外科手術
4 小児心臓外科手術
5 脳神経外科手術
6 肝移植・腎移植
7 小児手術
8 新生児手術
9 外傷手術
[OPA]熱傷時の輸液・輸血管理2
索 引
[T]=Topics
[B]=Basic
[K&P]=Knack & Pitfalls
[OPA]=One Point Advice