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≪腫瘍病理鑑別診断アトラス≫
前立腺癌 第2版
筆頭著者 渡邉 昌俊 (編)
文光堂
電子版ISBN
電子版発売日 2023年12月12日
ページ数 248
判型 B5変型
印刷版ISBN 978-4-8306-2268-7
印刷版発行年月 2023年12月
書籍・雑誌概要
本改訂では,2022年の前立腺癌取扱い規約やWHO分類第5版の発行,分子病理学の進歩,導管内癌(IDC-P)の新しい考え方や治療関連型神経内分泌前立腺癌(t-NECP)等の新たな疾患概念の提唱などの最新の知見を盛り込み,病理診断や鑑別のポイントを精選した病理写真とともに解説した.そして臨床と病理の連携を目的に,画像診断や病理診断報告書の記載法,近年急速に進展しているがんゲノム医療の実施・運営方法についても解説した.
目次
第1部 検鏡前の確認事項
Ⅰ.病理標本の取扱い;生検,手術
Ⅱ.前立腺の解剖
Ⅲ.病理組織分類の変遷と現状
Ⅳ.WHO2022(第5版)における注目点(取扱い規約第5版との相違点)
第2部 組織型と診断の実際
Ⅰ.腺房腺癌(通常型):癌の診断とGleason分類の評価法
Ⅱ.腺房腺癌(亜型)
Ⅲ.高グレード前立腺上皮内腫瘍
Ⅳ.導管内癌
Ⅴ.導管腺癌
Ⅵ.その他の癌(尿路上皮癌,扁平上皮性腫瘍,基底細胞癌)
Ⅶ.神経内分泌系腫瘍
Ⅷ.t-NEPC
Ⅸ.間葉系腫瘍
Ⅹ.前立腺の良性病変
第3部 鑑別ポイント
Ⅰ.異型腺管の診断
Ⅱ.補助診断としての免疫染色の使用方法
Ⅲ.IDCP,Cribriform patternとその関連病態
Ⅳ.Gleason分類の運用上の注意点
Ⅴ.pT3の評価(EPESV,SV,膀胱頚部浸潤)
Ⅵ.尿路上皮癌との鑑別
第4部 臨床との連携
Ⅰ.前立腺癌の標準治療
1 監視療法
2 根治療法
3 薬物療法
Ⅱ.画像診断と病理
Ⅲ.病理診断報告書の記載(規約,WHO,ICCR)
Ⅳ.病理所見に基づく治療選択
Ⅴ.治療効果判定
Ⅵ.がんゲノムと病理
1 総論
2 組織及びNGS
3 liquid biopsy
Ⅶ.潜在癌と偶発癌
索引