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私にとっての“Choosing Wisely” 医学生・研修医・若手医師の“モヤモヤ”から

私にとっての“Choosing Wisely” 医学生・研修医・若手医師の“モヤモヤ”から
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筆頭著者 荘子 万能 小泉 俊三(編著) Choosing Wisely Japan Student Committee (著)

金芳堂

電子版ISBN

電子版発売日 2021年7月21日

ページ数 224

判型 A5

印刷版ISBN 978-4-7653-1796-2

印刷版発行年月 2019年12月

DOI https://doi.org/10.50910/9784765317962

書籍・雑誌概要

日頃、こんな“モヤモヤ”感じていませんか?
「すべてCT撮影すべき?」
「不要な検査は減らせるか?」
「抗菌薬の適正使用とは?」etc…
解決の糸口は“Choosing Wisely”にあります!

Choosing Wiselyとは、
医療者と患者が対話を通じ、しっかりとしたエビデンスがあり、患者にとって本当に必要で、かつ副作用の少ない医療の賢明な選択をめざす、国際的なキャンペーン活動」であり、惰性的な検査・過剰な診断や治療を見直すことを推奨し、この理念に基づいた医療を実現させることを目的に活動している

本書は“最も患者と医療者の狭間で揺れ動く存在である医学生と研修医/若手医師の体験”を通じて“Choosing Wisely”の理念と具体像を描き出そうとする一つの試みである

目次

第1章:賢い医療の選択“Choosing Wiselyキャンペーン”とは何か?
Choosing Wiselyキャンペーンはどのように始まり、世界に広がったのか?-小泉俊三
Choosing Wiselyキャンペーン、若手世代のうねり-荘子万能

第2章:医学生・研修医の体験から〜Case&Essay〜
CASE 1 手術という治療選択は患者に何をもたらすのか?-池尻達紀(小泉俊三)
ESSAY 1 病理診断で無益な再生検を回避するには?-古川雅大
CASE 2 失神はすべて頭部CT撮影すべき?-礒田翔(大生定義)
ESSAY 2 デザイン思考から見た医療の形-織部峻太郎
CASE 3 小児の頭部外傷、経過観察かCT撮影か?-寺田悠里子(茂木恒俊)
ESSAY 3 過剰医療を医療アクセスから考える-村上武志
CASE 4 無症候性の下肢閉塞性動脈硬化症に対して血行再建は必要か?-西織浩信(中尾浩一)
ESSAY 4 医療における対話と演劇-小林遼
CASE 5 疾患を抱える患者の就労支援のあり方とは?-藤田佳奈(谷口恭)
ESSAY 5 意思決定ツールとしてのEBM・SDMと費用対効果-水田貴大
CASE 6 延命治療はいつまで行うべきなのか?-大塚勇輝(笹壁弘嗣)
ESSAY 6 薬学生の取り組み、薬剤師に必要なスキルは何か?-金原加苗
CASE 7 高齢者の細菌尿における抗菌薬の適正使用とは?-高橋佑輔(鄭真徳)
ESSAY 7 薬剤耐性(AMR)と動物医療-原田智之
CASE 8 児童が起こす問題行動に対する薬物療法、どう向き合うべきか?-福元進太郎(伊井俊貴)
ESSAY 8 「院内プラネタリウム」と「対話」-山本和幸
CASE 9 赤ちゃんにとって安全なお産とは?-大川隆一朗(柴田綾子)
ESSAY 9 「言葉」をめぐる考察―医療における熟慮と選択-外山尚吾
CASE 10 睡眠薬を含むポリファーマシーへの適切な介入・減薬のあり方とは?-古川由己(吉村健佑)
ESSAY 10 医療過疎地域における医療資源の問題-中村恒星
CASE 11 NSAIDsによる腎機能低下リスクはどこまであるのか?-前田広太郎(西崎祐史)
ESSAY 11 対話を促進する場としての“まちづくり”-守本陽一
CASE 12 新規の静脈血栓塞栓症に対して血栓性素因の検査は必要か?-宮島徹(大山優)
ESSAY 12 がん患者支援活動と対話のための場づくり-西明博
CASE 13 検査前確率の高い尿路結石でもCT撮影すべき?-水谷肇(篠浦丞)
ESSAY 13 会社員時代の乳がん検診で感じたモヤモヤ体験-大池麻衣
CASE 14 高齢者の無症候性細菌尿は治療するのか?-西澤俊紀(忽那賢志)
ESSAY 14 ケニアにおける抗菌薬使用の現状-長嶋友希
CASE 15 腰痛を精査するためのCT撮影は必要か?-福井隆彦(志賀隆)
ESSAY 15 医療の曖昧さと私-原大知
CASE 16 風邪の早期改善に抗菌薬の処方は正しい?-相庭昌之(岸田直樹)
ESSAY 16 医療側が情報発信することの重要性-重堂多恵
CASE 17 患者にとって本当に必要な検査とは何か?-豊田那智(徳田安春)
ESSAY 17 地域医療実習とへき地医療経験-浦田恵里
CASE 18 紹介制度が改善すれば不要な検査は減らせるか?-玉城駿介(小坂鎮太郎)
ESSAY 18 医学部1年生にとってのChoosing Wisely-西垣敦司
CASE 19 進行した認知症で食事が取れない患者への栄養投与経路はどうすべきか?-近藤敬太(鄭真徳)
ESSAY 19 チーム医療で実現する真に患者さんに根差した医療-近澤徹
CASE 20 術後せん妄に対する理想の対応とは何か?-華岡晃生(本村和久)
ESSAY 20 初めての患者さんを通して考えたこと-宮﨑友希
CASE 21 頭痛患者には必ず頭部CT撮影すべき?①-北村昂己(隈丸加奈子)
ESSAY 21 臨床推論の勉強会を通して考えたこと-稲葉哲士
CASE 22 頭痛患者には必ず頭部CT撮影すべき?②-白髭知之(隈丸加奈子)
ESSAY 22 ボランティア活動を通して考えた「患者との対話」-住吉紗代子
CASE 23 細気管支炎に対する“気管支拡張薬”、実際どうなのか?-野崎周平(郷間厳)
ESSAY 23 対話を通した学びの教育-佐々木周
CASE 24 若年者の軽度の頭痛に対してCT撮影すべき?-渡辺真子(隈丸加奈子)
ESSAY 24 法曹経験者として考えたこと-三橋昌平
CASE 25 旅行保険に入っていない外国人に対してどこまで検査を行うべきか?-加瀬早織(押味貴之)

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