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肺癌診療虎の巻 WJOG肺がんグループのプラクティス

肺癌診療虎の巻 WJOG肺がんグループのプラクティス
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筆頭著者 山本 信之 (監修)

和歌山県立医科大学 教授

その他の著者等 山本信之、赤松弘朗、大坪孝平、釼持広知、秦 明登、林 秀敏 、三浦 理、吉岡弘鎮、藤本淳也、立原素子、青景圭樹、大瀧容一、清水公裕、濵田 顕 、宗 淳一、宮脇太一、原武直紀、原田英幸、土井啓、三好智裕、清水淳市、遠藤正浩、瓜倉厚志、寺岡俊輔、和久田一茂、藤井良平、松森恵理、田中謙太郎、原谷浩司、大森翔太、中村 敦、高濱隆幸、加藤晃史、伊藤健太郎、豆鞘伸昭、谷﨑潤子、白石祥理、田宮基裕、浦田佳子、田中 薫、善家義貴、坂田晋也、清住友香、森 奈緒美、野崎 要、津谷康大、中島和寿、池田 慧、上村剛大、原 聡志、松田浩成、宿谷威仁、藤本大智、武田真幸、益田 武、時任高章、小澤雄一、小暮啓人、横山俊秀

クリニコ出版

電子版ISBN 978-4-910396-05-7

電子版発売日 2020年8月24日

ページ数 488

判型 B6

印刷版ISBN 978-4-9910927-8-7

印刷版発行年月 2020年9月

DOI https://doi.org/10.34550/9784910396057

書籍・雑誌概要

肺癌診療に携わる医師が汎用できるよう,臨床上必要と思われる箇所を強調し,判断に迷う際,参考になるよう,一歩踏み込んだ記載を行っており,このことが患者に説明されるときに役に立つことにもつながるという編集方針で構成されている。
また,すべての項目に対し,著者執筆後に,編者によるレビュー,加筆修正が施され,客観的な検証も行っている。

目次

Ⅰ 肺癌の画像診断
 1.ステージングと検査方法
Ⅱ 肺癌の病理診断と遺伝子変異検査
 1. 病理診断
  Column ① 大細胞神経内分泌細胞癌の取扱いについて
 2. PD-L1検査
 3. 遺伝子検査フロー
 4. 遺伝子パネル検査
  Column ② 気管支鏡での検体の取り方
  Column ③ オンコマインDx Target TestマルチCDx システムの現状
Ⅲ 肺癌の手術と術前,術後化学療
 1. 手術適応
 2. 標準手術と縮小手術
  Column ④ サルベージ手術の考え方
 3. 非小細胞肺癌に対する術前化学療法・化学放射線療法
 4. 非小細胞肺癌に対する術後補助化学療法
  Column ⑤ オリゴメタスターシスとは
 5. 小細胞肺癌に対する術後補助化学療法
  1) CDDP+ETP
Ⅳ 肺癌の放射線治療
 1. 胸部放射線療法2. 緩和照射
  Column ⑥ 陽子線・重粒子線治療
Ⅴ 定期フォローアップ方法
 1. 肺癌術後のフォローアップについて
 2. GGNのフォローアップ方法
 3. 全身治療を実施する上での定期フォローアップ方法
  Column ⑦ 画像定期フォローにおける被ばく
Ⅵ 小細胞肺癌の化学療法
 1. 限局型SCLCの治療の考え方
  1)CDDP+ETP+AHF2) 予防的全脳照射(PCI)
  Column ⑧ 高齢者LD -SCLCに対する治療
 2. 進展型SCLCの治療の考え方
  1)CDDP+ETP
  2)CBDCA+ETP
  3)CBDCA+ETP+アテゾリズマブ
  4)CDDP+CPT-11Column ⑨ Sensitive relapseにおける化学療法選択
 3. 再発SCLCの治療の考え方
  1) AMR
  Column ⑩ Refractory relapseにおける化学療法選択
Ⅶ 局所進行非小細胞肺癌の治療
 1. 局所進行非小細胞肺癌の治療の考え方
 2. 導入化学放射線療法
  1)CBDCA+PTX+TRT
  2)CDDP+S-1+TRT
  3)CDDP+VNR+TRT
  4)CBDCA+TRT
 3. デュルバルマブによる維持療法
Ⅷ 進行期非小細胞肺癌の治療
 1. ドライバー遺伝子変異・転座陽性患者の治療の考え方
 2. EGFR
  1) ゲフィチニブ/ エルロチニブ
  2) アファチニブ/ ダコミチニブ
  3) オシメルチニブ
  4) エルロチニブ+ベバシズマブ
  Column ⑪ EGFR uncommon変異に対する薬剤選択
 3. ALK
  1) アレクチニブ
  2) セリチニブ
  3) ロルラチニブ
  Column ⑫ ALKに対する薬剤シークエンス
 4. ROS11) クリゾチニブ
 5. BRAF
  1) ダブラフェニブ+トラメチニブ
 6. ドライバー遺伝子変異・転座陰性患者の治療の考え方
  Column ⑬ PD-L1発現とそれに基づく治療戦略
 7. プラチナ併用療法+PD-1/PD-L1阻害剤
  1) プラチナ+PEM+ペムブロリズマブ
  2) CBDCA+PTX+BEV+アテゾリズマブ
  3) CBDCA+PTX/nab-PTX+ペムブロリズマブ
 8. プラチナ併用療法
  1) CDDP+PEM
  Column ⑭ ショートハイドレーション法について
  2) CBDCA+PEM
  3) CBDCA+nab-PTX
  4) CBDCA+S-1
  5) ベバシズマブ併用療法(CDDP+PEM+BEV,CBDCA+PEM+BEV, CBDCA+PTX+BEV)  Column ⑮ ベバシズマブと体腔液貯留
 9. 再発非小細胞肺癌に対する治療
  1) 免疫チェックポイント阻害剤治療
  2) 細胞障害性抗がん剤単剤療法
  ① DTX
  ② DTX+RAM
  ③ PEM
  ④ S-1
 10. 稀な組織型の腫瘍に対する治療
  1) 神経内分泌大細胞癌(LCNEC)を含む神経内分泌癌の治療
  2) 胸腺腫・胸腺癌の診断と治療
  3) 悪性胸膜中皮腫の診断と治療
 11. PS不良進行非小細胞癌に対する治療
  1) 細胞障害性抗がん剤
  2) 分子標的薬
  3) 免疫チェックポイント阻害剤(ICI)
 12. 間質性肺炎合併肺癌に対する治療
  1) 薬物療法
  2) 術前治療と手術療法
  3) 放射線療法
 13. 緩和・支持療法
  1) 骨髄抑制(好中球減少, 発熱性好中球減少の予防と治療)
  2) 消化器症状
  ① がん薬物療法による悪心・嘔吐(予防的制吐剤)
  Column ⑯ 標準的制吐療法に反応しないCINVはどうするか
  ② 下痢(a. イリノテカンによる下痢)
  ② 下痢(b. EGFR-TKIによる下痢)
  ② 下痢(c. 免疫チェックポイント阻害剤による下痢)
  ③ 粘膜炎,口内炎
  3) 肺障害
  ① 薬剤性肺障害
  ② 放射線性肺障害
  4) 皮膚障害
  ① EGFR-TKIによる皮膚障害
  Column ⑰ 免疫チェックポイント阻害剤によるirAEと治療効果
  5)腎障害
  ① 細胞傷害性抗がん剤による腎障害
  ② BEVまたはRAMによる高血圧・蛋白尿
  ③ 免疫チェックポイント阻害剤による腎障害
  Column ⑱ 腎障害を有する患者に対する治療方針
  6) 肝障害
  ① 細胞傷害性抗がん剤・EGFR-TKIによる肝障害
  ② 免疫チェックポイント阻害剤による肝障害
  Column ⑲ 肝障害を有する患者に対する治療方針
  7) その他の免疫関連有害事象
  ① 甲状腺機能障害(a. 甲状腺機能低下症)
  ① 甲状腺機能障害(b. 甲状腺機能亢進症)
  ② 下垂体機能低下症
  ③ Ⅰ型糖尿病, 劇症Ⅰ型糖尿病
  ④ 稀な免疫関連有害事象(a. 心筋炎)
  ④ 稀な免疫関連有害事象(b. 血球貪食症候群)
  ④ 稀な免疫関連有害事象(c, 重症筋無力症
  Column ⑳ 免疫チェックポイント阻害剤の投与前検査,投与後検査
 14. 癌性胸水と心嚢水のコントロール
  1) 胸水の診断と治療
  2) 心嚢水の診断と治療
 15. 脳転移のコントロール
  1) 脳転移の診断と治療
  2) がん性髄膜症の診断と治療
 16. 骨転移のコントロール
  1) 骨転移の診断と治療
資料
 1) PS
 2) TNM分類(第8版)
 3) CTCAE ver. 5.0
 4) RECIST ver.1.1

索引