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薬剤性内分泌障害診療マニュアル
筆頭著者 平田 結喜緒 (編集顧問)
兵庫県予防医学協会健康ライフプラザ健診センター センター長
その他の著者等 成瀬光栄,田上哲也,田辺晶代,馬瀬久宜
診断と治療社
電子版ISBN 978-4-7878-8049-9
電子版発売日 2022年12月12日
ページ数 132
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-7878-2493-6
印刷版発行年月 2022年9月
書籍・雑誌概要
近年,薬剤性の内分泌障害の経験が増加し,注目が集まっている.本書は,単に薬剤による副作用のまとめにとどまらず,薬剤による内分泌障害の特徴や早期診断・治療法を,①内分泌障害からそれを引き起こす薬剤,②薬剤の薬効別分類から引き起こされる内分泌障害,の二方向から解説を行い,実診療で検索しやすくしてある.
内分泌代謝の専門医のみならず,様々な専門分野の臨床医にとって,副作用の早期診断と適切な対処に役立つ1冊.
目次
序文
執筆者一覧
略語一覧
総 論(代表的な内分泌障害別)
A 下垂体前葉機能低下症をきたす薬剤
1 内分泌系薬
a.副腎皮質ホルモン薬
2 抗悪性腫瘍薬
a.免疫チェックポイント阻害薬
B 高プロラクチン血症をきたす薬剤
1 精神神経用剤
a.抗精神病薬
b.抗うつ薬
c.抗てんかん薬
d.麻薬,オピオイド系鎮痛薬
2 消化器官用剤
3 循環器官用剤
4 内分泌系薬
C 抗利尿ホルモン不適切分泌症候群をきたす薬剤
1 精神神経用剤
a.抗うつ薬,抗精神病薬
b.抗てんかん薬
2 消化器官用剤
a.プロトンポンプ阻害薬
3 循環器官用剤
a.利尿薬
b.降圧薬
c.抗不整脈薬
4 代謝系薬
5 抗悪性腫瘍薬
6 コメント
a.メチレンジオキシメタンフェタミン(エクスタシー)
D 尿崩症をきたす薬剤
1 精神神経用剤
a.躁病・躁状態治療薬
b.麻酔薬
c.その他
2 内分泌系薬
a.副腎皮質ホルモン薬
3 代謝系薬
a.痛風治療薬
4 感染症薬
a.抗菌薬
b.抗真菌薬
c.抗ウイルス薬
d.その他
5 抗悪性腫瘍薬
a.イホスファミド
b.ニボルマブ
E 甲状腺機能異常をきたす薬剤
1 精神神経用剤
2 消化器官用剤
a.制酸薬
b.スクラルファート,ポラプレジンク
c.ジメチコン
d.ヒスタミンH2受容体遮断薬(ファモチジン)
e.プロトンポンプ阻害薬(オメプラゾール)
3 循環器官用剤
a.抗不整脈薬:アミオダロン(アンカロン)
b.急性循環不全改善薬:ドブタミン,ドパミン
4 内分泌系薬
a.ゴナドトロピン放出ホルモン誘導体
b.女性ホルモン製剤
c.副腎皮質ステロイド薬
d.ソマトスタチン誘導体
5 代謝系薬
a.脂質異常症治療薬
b.骨粗鬆症治療薬
6 感染症薬
a.抗結核薬
b.抗ウイルス薬
c.抗真菌薬
d.子宮頸癌予防(ヒトパピローマウイルス)ワクチン
7 免疫抑制薬
a.インターフェロン製剤
b.インターロイキン製剤
c.シクロスポリン
8 抗悪性腫瘍薬
a.免疫チェックポイント阻害薬
b.分子標的治療薬
c.内分泌系薬:ゴナドトロピン放出ホルモンの誘導体
d.内分泌系薬
e.フルオロウラシル
f.多発性骨髄腫治療薬(サリドマイド)
F 副腎皮質機能低下症をきたす薬剤
1 精神神経用剤
a.抗てんかん薬
b.その他
2 感染症薬
a.抗結核薬
b.抗真菌薬
3 代謝系薬
4 抗悪性腫瘍薬
a.免疫チェックポイント阻害薬
b.チロシンキナーゼ阻害薬
G 偽アルドステロン症をきたす薬剤
各 論(薬効別)
A 精神神経用剤
a.抗精神病薬
b.躁病・躁状態治療薬
c.抗うつ薬
d.抗てんかん薬
e.催眠・鎮静・抗けいれん薬
f.麻薬・オピオイド系鎮痛薬
g.麻酔薬
B 消化器官用剤
a.消化管運動改善薬
b.H2受容体拮抗薬
c.プロトンポンプ阻害薬
C 循環器官用剤
D 内分泌系薬
a.副腎皮質ホルモン薬
b.卵胞ホルモン(エストロゲン)製剤(卵巣機能不全や月経困難症などの治療薬として)
c.卵胞ホルモン(エストロゲン)製剤(前立腺癌や末期乳癌の治療薬として)
d.黄体ホルモン製剤(メドロキシプロゲステロン)
e.ゴナドトロピン放出ホルモンアゴニスト
f.ソマトスタチン誘導体製剤
E 代謝系薬
a.脂質異常症治療薬
b.糖尿病薬
c.骨粗鬆症治療薬
F 感染症薬
a.抗ウイルス薬
b.抗結核薬
c.抗真菌薬
d.子宮頸癌予防(ヒトパピローマウイルス)ワクチン
G 免疫抑制薬
a.インターフェロン製剤
b.インターロイキン製剤(腎癌,血管肉腫)
c.シクロスポリン
H 抗悪性腫瘍薬
1 分子標的治療薬
a.分子標的治療薬(チロシンキナーゼ阻害薬)
2 免疫チェックポイント阻害薬
a.免疫チェックポイント阻害薬
3 その他の薬剤
a.その他の抗悪性腫瘍薬
b.選択的エストロゲン受容体モジュレーター
c.多発性骨髄腫治療薬
I 漢方薬・グリチルリチン製剤
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索引