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筆頭著者 中山 健夫 (著)
丸善出版
電子版ISBN
電子版発売日 2019年9月16日
ページ数 216
判型 四六
印刷版ISBN 978-4-621-08732-9
印刷版発行年月 2014年4月
書籍・雑誌概要
京都大学で著者が受け持つ人気講義「健康情報学」を活字化。ビッグデータの時代、あふれる情報との上手な付き合い方とは?疫学やEBMの考え方をもとに、身近な実例の紹介を通じて健康や医療の情報の読み解き方をわかりやすく解説します。 本書の知識を応用すれば、膨大なデータから各種の健康・医療情報を適切に利用し、意思決定や問題解決、コミュニケーションに役立てることができるようになります。
目次
第1章 現代社会に必要なスキル―健康情報リテラシー
第2章 どうしてそれを信じるのですか?―主張の根拠と"3た"論法
第3章 情報の松・竹・梅―研究デザインとエベビデンス・レベル
第4章 症例報告の落とし穴―対照群の必要性
第5章 「代表的な意見」とは何か?―バイアス
第6章 私は名医?―分子と分母
第7章 運動する人は風邪をひかない?―横断研究と因果の逆転
第8章 かき回しているのは何?―交絡因子
第9章 人間の身体は止まらない―平均への回帰
第10章 「効く治療」が効かない?―絶対リスク、相対リスク
第11章 成功率100%の手術・・・・!?―信頼区間と標本数
第12章 ミクロの理論と本当の効果―代理のエンドポイント、真のエンドポイント
第13章 意識と暗示で結果が変わる?―新薬の評価とプラゼボ効果
第14章 データ、情報、そして知識―情報の解釈
第15章 守る仕組み・使う仕組み―個人情報の「保護」とインフォームド・コンセント
第16章 科学と社会のせめぎあい―利益相反
第17章 情報の更新と検索スキル―インターネットの健康・医療情報
第18章 健康情報学と社会の新しい課題―遺伝子情報
第19章 よりよい判断の手助けに―診療ガイドライン
第20章 ビッグデータと共通番号―社会の仕組みと新たな情報の形
第21章 情報としての患者の「語り」―ナラティブ情報の可能性と課題
第22章 情報から行動へ―情報は灰色、意思決定は白黒
第23章 もう少し疫学とEBMを知りたい人たちのために
付録 健康情報見極め術
参考文献