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筆頭著者 黒田 俊也 (著)
シービーアール
電子版ISBN
電子版発売日 2019年3月25日
ページ数 170
判型 A5
印刷版ISBN 978-4-902470-03-1
印刷版発行年月 2010年4月
書籍・雑誌概要
臨床能力の向上は個々の疾患に対する診断・治療の技術を個々バラバラ学ぶことではない。その基本によこたわる体系・構造を理解し身に付ける必要がある。本書ではそれをOSと呼ぶ。著者は亀田総合病院で初期臨床研修を受けたが、当時アメリカ人メンターから学んだOSのすべてを、簡潔に論理的・合理的にまとめた臨床研修のガイドブック。臨床のマニュアル本を読む前に本書を読んでおくことで、マニュアルのHowとWhy難なく理解でき研修医生活が充実すると思われる。
目次
第1章 「診療」とはどういうことか
1. 日常診療は1対1の対患者関係の寄せ集めである
2. 診療の基本単位(診療基本ユニット)を知る
3. 全身問診・全身診察を出発点とせよ
第2章 モデルでみる診療基本ユニット9ステップ
section 1
step 1 問診(S)
step 2 診察(O)
step 3 その時点でわかっている検査結果の確認(O)
step 4 問題点の拾いあげ
step 5 問題点のグループ化とproblem listの作成
step 6 各problemごとの評価(A)
step 7 計画(P)
step 8 診療記録の記載
step 9 計画実行とフォローアップ
section 2 診療態度
section 3 日常診療のチェックリスト
第3章 診療の10カ条
■付録
①西洋医学の基本的見方は臓器還元主義である
②客観性を支える3本の柱
■coffee break
アンプル中の薬剤量を知ろう
アメリカから来た指導医
気になる白衣のポケットの中身は?
患者のデータをいつも携帯している指導医
臨床版イメージトレーニング
標本を自分の眼で見ることの意味