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医学のあゆみ267巻5号
臨床薬理学UPDATE
医歯薬出版
電子版ISBN
電子版発売日 2021年1月25日
ページ数 120
判型 B5
印刷版ISSN 0039-2359
印刷版発行年月 2018年11月
書籍・雑誌概要
臨床薬理学UPDATE
渡邉裕司(浜松医科大学医学部臨床薬理学講座・臨床薬理内科,国立国際医療研究センター臨床研究センター長)
・臨床薬理学は日本では比較的新しい学問領域であるが,薬理学の知識に基づき,薬物治療の有効性と安全性を最大限に高め,個々の患者に最新・最良の治療を提供することをめざしている.
・これを実現するために,①臨床試験を実践しあらたな医薬品や医療技術を開発していくこと,②薬物動態や薬力学,遺伝的背景などの情報に基づき,個別化治療の水準を向上させることを大きな2つの柱としている.
・薬物治療の基本が理解されなければ十分な治療効果を得られないばかりか,有害作用さえ招く.本特集では,臨床薬理学・薬物動態学の基本から,臨床研究のデザイン・研究倫理まで最新のトピックを概説いただく.
目次
【総論】
■臨床薬理学とは……渡邉裕司
【臨床薬物治療学】
■臨床薬物動態学UPDATE……越前宏俊
■薬物間相互作用の定量的予測のための内在性物質およびPETプローブの利用……三宅健之・他
■薬物有害反応……鶴岡秀一
■薬理遺伝学(PGx)──医薬品の適正使用,創薬をめざして……家入一郎
■小児・高齢者・妊産婦および病態時の薬物投与計画──スペシャルポピュレーションの薬物治療における留意点……内田信也
■がん治療の臨床薬理学……下方智也・安藤雄一
■WHOが勧める医薬品の適正処方――パーソナルドラッグ(P-drug)と個別化治療……内田英二
新規医薬品開発と臨床研究
■新薬開発のステップとトランスレーショナルリサーチ……熊谷雄治■薬物療法に関するクリニカルクエスチョン(CQ)からリサーチクエスチョン(RQ)へ――適切な研究計画書の作成……植田真一郎
■臨床研究のデザイン……大津洋
■バイオマーカーによる薬効評価……小島勇貴・米盛勧
■臨床研究・疫学研究における傾向スコアを用いた統計解析……野間久史
■医薬品開発とregulatory science……佐藤淳子