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血液・固形腫瘍診断マニュアル 改訂版
筆頭著者 横田 昇平 (編)
京都府立医科大学第3内科
フジメディカル出版
電子版ISBN
電子版発売日 2022年5月2日
ページ数 279
判型 A5
印刷版ISBN 978-4-939048-19-7
印刷版発行年月 2002年10月
書籍・雑誌概要
●白血病などの造血器腫瘍の診断に欠かせない遺伝子診断法・染色体検査法・細胞免疫学的診断法など、今日の精緻な診断法の基礎ともなっている各種手法を用いた2002年時点の診断マニュアル。
●前半は各種診断法の基礎的解説、後半は腫瘍ごとの応用解説(臨床的意義)で構成されている。
目次
1.細胞形態、細胞化学に基づく診断
2.遺伝子診断法
1)ブロッティング法
2)遺伝子増幅法
ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)
PCR法を用いた遺伝子変異の検出
遺伝子再構成の検出
点突然変異の検出
①PCR-SSCP
②変異プライマー法
③変性濃度勾配ゲル電気泳動法
PCRを用いたLOH解析
PCRを用いたクローナリティ解析
定量的PCR法
①competitive PCR法
②リアルタイムPCR法
3)DNAチップ法
3.腫瘍の遺伝子検査と倫理
4.染色体検査法
1)分染法
2)FISH法、間期核FISH法
3)SKY法
5.細胞免疫学的診断法
1)フローサイトメトリー
2)CD45ゲーティングを用いた解析
6.タンパク分析法
SDS-PAGE、ウェスタン法、免疫沈降
7.検査用検体の処理と保存
1)造血器腫瘍(血液・骨髄)
2)固形腫瘍
カラー図譜
8.腫瘍の遺伝子・免疫学的診断と臨床的意義
1)造血器腫瘍
急性骨髄性白血病
急性リンパ性白血病
慢性骨髄性白血病
成人T細胞白血病
悪性リンパ腫
骨髄腫
骨髄異形成症候群
2)固形腫瘍
9.遺伝子・免疫学的検査の治療への応用
1)微小残存病変の診断
造血器腫瘍
①PCR法を用いた診断
②細胞免疫学的方法を用いた診断
固形腫瘍のMRD
小児固形腫瘍(神経芽腫、横紋筋肉腫、Ewing肉腫など)
2)造血幹細胞移植における応用
3)造血器腫瘍に伴う感染症の診断
文献
参考資料
染色体模式図
造血器腫瘍において染色体転座・逆位により再構成を受ける遺伝子一覧
細胞免疫診断に役立つモノクローナル抗体の一覧表 診断によく用いられる表面マーカーの組み合わせ例と分化度の評価