書籍を検索します。雑誌文献を検索する際には「雑誌文献検索」を選択してください。

検索

カテゴリから選ぶ

カラー図解 人体の正常構造と機能 第1巻 呼吸器【改訂第4版】

カラー図解 人体の正常構造と機能 第1巻 呼吸器【改訂第4版】
本文を見る
  • 有料閲覧

筆頭著者 牛木 辰男 (著)

その他の著者 小林弘祐

日本医事新報社

電子版ISBN

電子版発売日 2022年2月21日

ページ数 96

判型 A4変

印刷版ISBN 978-4-7849-3240-5

印刷版発行年月 2021年2月

DOI https://doi.org/10.24542/9784784932405

書籍・雑誌概要

累計23万部突破!! さらにわかりやすくなった改訂版
解剖学・生理学の高度な内容をやさしく学べる教科書として、全国の医学生から最も高い支持を得ています。
最新の知見に基づいて内容を更新するとともに、さらに読みやすく、わかりやすい教科書をめざしました。

目次

呼吸器系の概観
酸素は体内に貯蔵できないので,絶えず供給し続けなければならない

鼻 腔
鼻腔は8つの骨と軟骨で囲まれている
鼻腔は鼻中隔と鼻甲介で仕切られ,粘膜が発達している
4つの副鼻腔が鼻腔に開口している

喉 頭
多くの軟骨が靱帯・筋で連結され,喉頭を形づくる
6種の内喉頭筋が軟骨を動かすことにより,発声を調節する

気管・気管支
気管(支)は2分岐を繰り返しつつ次第に細くなり,肺胞に至る
気管支の枝はそれぞれ一定の領域に分布して,肺葉と肺区域を形づくる
気道内腔を覆う粘液は,線毛の働きで口側へ向かって流れている

呼吸器系の発生
下気道は食道と同じく前腸に由来する
肺の発生過程は,外分泌腺の発生過程によく似ている

肺胞とガス交換
肺胞の総表面積はテニスコートの半分ほどの広さを持つ
肺胞上皮はきわめて薄く,ここをガスが拡散してゆく
血管内皮細胞と肺胞上皮細胞を隔てて,血液と空気が出会う
表面活性物質が肺胞を虚脱から守る
肺胞でのガス交換は拡散による

換気と血流
ガス交換の効率は,換気と血流のバランスによって決まる
重力などのために換気・血流比の不均等が生じる
低酸素血症の原因は低換気,拡散障害,シャント,換気・血流比不均等分布

血液によるガス運搬
ヘモグロビン1分子は酸素4分子と結合できる
血液のpH低下やCO2増加はヘモグロビンから酸素を離れやすくする
CO2の大部分は血漿HCO3-またはカルバミノ化合物として運搬される

呼吸による酸塩基調節
肺からのCO2排出は酸塩基平衡にとって重要である
代謝に伴う酸塩基平衡の異常は呼吸により速やかに代償される

肺循環
肺の機能血管は肺動脈,栄養血管は気管支動脈である
肺循環は広大な毛細血管床を持つ低圧系である
肺の間質に出た水はリンパ管を通って排液される

肺と呼吸運動
呼吸運動は肺の大きさを変える
肺は胸郭の中で,縦隔を除くすべてのスペースを占めている
肺の内側面は多くの構造物に接している
胸膜は肺表面と胸郭内面とを覆う閉じた袋で,内部は常に陰圧である
横隔膜は胸腔と腹腔を隔てるドーム状の横紋筋である
呼吸運動は,胸郭の変形と横隔膜の移動による
呼吸運動の中枢は脳幹にある
化学受容器が動脈血のガス分圧を監視し,呼吸を調節する

肺気量と呼吸の力学
安静時の一回換気量は0.5リットル程度であるが,肺活量は7〜9倍の予備を持つ
肺気量分画は圧-量曲線と呼吸筋の筋力とから決まる
努力呼吸では呼出時の気道抵抗が増大する

肺の代謝機能と防御機構
肺は代謝と感染防御にも重要な役割を果たしている

[基礎知識]
線毛運動
呼吸生理学の用語と方程式

書籍・雑誌を共有

ツール

お気に入り登録
書誌情報ダウンロード

関連書籍