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臨牀消化器内科 Vol.35 No.10

分子標的時代のIBD 診療-IBD の寛解導入,寛解維持の実践

臨牀消化器内科 Vol.35 No.10
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日本メディカルセンター

電子版ISSN 2433-2488

電子版発売日 2020年9月7日

ページ数 110

判型 B5

印刷版ISSN 0911-601X

印刷版発行年月 2020年8月

書籍・雑誌概要

分子標的時代のIBD 診療-IBD の寛解導入,寛解維持の実践
 昨今,複数の生物学的製剤と低分子化合物が一気に導入され,かつ寛解導入と寛解維持が1種類の薬剤で完結できるシンプルな治療を展開できるようになった.そのような薬剤は治療のパワーが既存薬に対してマイルドである傾向があり,外来で早めの導入によって高い効果を有する傾向もある.他方,寛解導入と寛解維持の理解が疎かになり,導入薬と維持薬が混在した医療となる傾向も生じた.

目次


 巻頭言 /渡辺 守
 1.潰瘍性大腸炎に対する寛解導入と寛解維持
 (1)潰瘍性大腸炎における寛解導入と寛解維持の定義/石田夏樹,杉本 健 他
 (2)潰瘍性大腸炎に対する寛解導入療法と薬剤の位置づけ/吉村直樹
 (3)潰瘍性大腸炎に対する5-ASAによる寛解維持療法と薬剤使用のコツ/竹内 健
 (4)潰瘍性大腸炎治療の寛解導入と寛解維持における内視鏡介入の意義/髙橋索真 他
 2.クローン病に対する寛解導入と寛解維持
 (1)クローン病治療における寛解導入と寛解維持の定義/細見周平 他
 (2)クローン病に対する寛解導入療法と薬剤の選択/杉山浩平,田中浩紀 他
 (3)クローン病に対する寛解維持療法と薬剤使用のコツ/石田哲也
 (4)クローン病治療の寛解導入と寛解維持における内視鏡介入の意義/大森鉄平 他
 3.IBD 治療における寛解導入と寛解維持に関するトピック
 (1)IB D 治療における青黛の有用性と安全性/長沼 誠
 (2)クローン病寛解導入療法におけるDelayed response について/新﨑信一郎 他
 (3)IBD 寛解維持期における便中マーカーによるモニタリング/平岡佐規子 他
 (4)IBD 寛解導入療法における再生医療/小田切信介,大西俊介 他
 (5)UC 関連腫瘍の早期診断と治療/山村健史 他
 (6)IBD センターの構想と効果,社会的役割/中村正直 他