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臨牀透析Vol.31 No.06
【特大号】骨関節障害・CKD-MBDの概念を再考する
日本メディカルセンター
電子版ISSN 2433-247X
電子版発売日 2017年8月14日
ページ数 142
判型 B5
印刷版ISSN 0910-5808
印刷版発行年月 2015年5月
書籍・雑誌概要
【特大号】骨関節障害・CKD-MBDの概念を再考する
「慢性腎臓病に伴う骨・ミネラル代謝異常の診療ガイドライン」(2012)の発表から3 年が経過した.この間,陰イオン交換樹脂系リン低下薬,金属イオン系リン低下薬の臨床使用が可能になり,また,シナカルセトの登場により,カルシウム濃度・PTH 濃度のコントロールは格段に容易となった.また,FGF23 やKlotho など新たなマーカーが出現し,その臨床的な意義づけに興味が高まっている.
目次
■特集 骨関節障害・CKD―MBDの概念を再考する
Ⅰ.CKD―MBD
(1)食餌中のリンとその吸収 石田 淳子他 7
(2)新しいリン低下薬 秋葉 隆 15
(3)新たなマーカー(FGF23,Klotho)はどう診療に使われていくのか 菅野 靖司他 23
Ⅱ.治療介入の意義
(1)CKD―MBD診療のマーカーとoutcome 横山啓太郎 33
(2)目標範囲からはずれた患者を目標範囲へ治療介入することで生命予後が改善するのか?―観察研究から言えること 濱野 高行 41
(3)CKD―MBDへの治療介入―保存期からの介入の重要性 後藤 俊介 49
(4)血液透析患者の冠動脈石灰化進展に対するリン吸着薬の影響─炭酸ランタンと炭酸カルシウムの比較 大竹 剛靖他 57
(5)血管石灰化の防止で心臓死は減少するか 長谷 弘記 63
Ⅲ.骨
(1)透析患者の骨モデリング・リモデリング 平松里佳子他 69
(2)透析患者の骨はどうして折れやすいのか? 風間順一郎 77
(3)どのような患者に骨折が起き,どうすれば防止できるか 松尾 浩司他 85
Ⅳ.副甲状腺
(1)シナカルセトの役割―不応例への対処と次世代薬への期待 田原 英樹 93
(2)PTxの適応例―どんな症例でPTxが必要なのか 冨永 芳博 99
(3)低回転骨をどう予防したら患者予後の改善につながるのか 住田 圭一他 107
OPINION 常染色体優性多発性囊胞腎と遺伝カウンセリング 花岡 一成 5
■連載
ケース・スタディ/
低補体血症と急速進行性糸球体腎炎を呈した1例 深澤 洋敬他 115
第25回 日本サイコネフロロジー研究会 121