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RRS運用サポートブック
実践ですぐに使える運用のコツ
筆頭著者 藤谷 茂樹 安宅 一晃 (監修)
MEDSI
電子版ISBN 978-4-8157-0338-7
電子版発売日 2024年10月7日
ページ数 248
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-8157-3119-9
印刷版発行年月 2024年9月
書籍・雑誌概要
RRSを導入し、効果的に運用するためには?
急性期充実体制加算の算定要件に組み込まれ、多くの施設において導入が求められているRRS(Rapid Response System:院内迅速対応システム)。これからRRSを導入する、あるいは導入できたが効果的に運用されていない施設の救急・集中治療分野の医師・看護師等に向け、運用に必要な要素をストラクチャー、プロセス、アウトカムに分けて押さえておくべき項目を解説。RRSの障壁に対する解決方法や運用のコツ、実際に使われているマニュアルや記録用紙など、日本独自の知見と資料も盛り込む。
目次
プロローグ
なぜRRSが急性期充実度体制加算に組み込まれたか
Part 1:どんなRRSが求められているのかを理解しよう〜急性期充実体制加算の目的は?〜
防ぎ得る死亡をゼロにするRRS
医療の質を向上させるRRS
医療費を抑えるRRS
働き方改革を支えるRRS
医療安全文化を醸成するRRS
患者中心の医療を推進するRRS
Part 2:押さえておくべきポイントと項目を考える
概論:RRSの4要素と概略
◆ストラクチャー
RRS運営委員会の役割
対応チームの構成
起動基準:track and triggerの方法
コラム EWSに潜む問題点と対応策:起動の課題はバイタルサインの機械的測定で解決されるか
必要な物品の確認
運用時間および対象病棟
◆プロセス
運営マニュアルの作成
起動方法とその周知方法
RRSの院内への定着,教育
◆アウトカム
起動時の記録記載およびデータ収集
測定すべきアウトカム指標
レジストリ参加の考慮
Part 3:運用例紹介
運用例1 千葉大学医学部附属病院
運用例2 北里大学病院
運用例3 神戸市立医療センター中央市民病院
運用例4 聖マリアンナ医科大学病院
運用例5 南部徳洲会病院
Part 4:RRS導入後にまつわる問題とその解決方法
RRSの導入に反対するスタッフがいる
対応チームの人員が確保できない
起動件数が増えない
起動が遅い
何をもって効果があるとするか
RRSとDNAR指示
エピローグ
RRSの今と未来
用語集
索引