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スポーツと運動のバイオメカニクス
筆頭著者 柳谷 登志雄 川本 竜史 長野 明紀 谷川 聡 広瀬 統一 (監訳)
MEDSI
電子版ISBN 978-4-8157-0274-8
電子版発売日 2023年4月17日
ページ数 480
判型 B5変
印刷版ISBN 978-4-8157-3064-2
印刷版発行年月 2023年3月
書籍・雑誌概要
世界的なベストセラー「マクギニス」日本語版、ついに登場!
世界各国で翻訳されているスポーツバイオメカニクスの定番テキスト、初の邦訳。機能解剖や運動の理解の前提となる力学や物理学の基礎を、数学/物理学嫌いでもしっかり理解してもらうことを意図したユニークな構成。イラストは豊富に掲載され、オールカラーで読みやすい。自身で簡単に学習内容を体感できる「自己実験」や理論・原理の具体的な活用例を紹介する「概念の応用」を適宜配置し、臨場感を持って学べる。当該領域を体系的に学びたい専門家・非専門家双方に役立つ書。
目次
序章 なぜバイオメカニクスを学ぶのか?
バイオメカニクスとは何か? /スポーツとエクササイズのバイオメカニクスの目標は何か? /スポーツバイオメカニクスの歴史/力学の構成/力学で用いられる計測の基本的サイズと単位/まとめ
PartⅠ 外的バイオメカニクス
―外力と,それらが身体とその動作に及ぼす影響
第1章 力
―平衡の維持あるいは動きの変化
力とは何か?/力の分類/摩擦/力の追加:力の合成/力の分解/静的平衡/まとめ
第2章 並進運動学
―並進運動する物体の記述
運動/並進運動学/一様加速度と投射運動/まとめ
第3章 並進運動力学
―並進運動の原因を説明する
ニュートンの運動の第1法則:慣性の法則/運動量保存の原理/ニュートンの運動の第2法則:加速度の法則/力積と運動量/ニュートンの運動の第3法則:作用- 反作用の法則 /ニュートンの万有引力の法則/まとめ
第4章 仕事, パワー, エネルギー
―ニュートンを用いずに運動の原因を説明する
仕事/エネルギー/仕事-エネルギー定理/パワー/まとめ
第5章 トルクと力のモーメント
―平衡の維持または回転運動の変化
トルクとは何か?/平衡状態における力とトルク/重心とは何か?/まとめ
第6章 回転運動学
―物体の回転運動の記述
角度位置と角度変位/角度変位および並進変位/角速度/角速度および並進速度/角加速度/角加速度と並進加速度/四肢の運動を記述するための解剖学的システム/まとめ
第7章 回転運動力学
―回転運動の原因を説明する
回転慣性(角慣性)/角運動量/ニュートンの運動の第1法則の回転運動学的解釈/ニュートンの運動の第2法則の回転運動学的解釈/角力積と角運動量/ニュートンの運動の第3法則の回転運動学的解釈/まとめ
第8章 流体力学
―水と空気の影響
浮力:浸漬による力/動的な流体からの力:相対運動による力/まとめ
PartⅡ 内的バイオメカニクス
―内力と,それらが身体とその動作に及ぼす影響
第9章 生体組織の力学
―身体に作用する応力とひずみ
応力/ひずみ/材料の力学的特性:応力- ひずみ関係/筋骨格系の力学的特性/まとめ
第10章 骨格系
ー身体の剛体構造
骨/関節/まとめ
第11章 筋系
―身体のモーター
骨格筋の構造/筋活動/筋の収縮力/まとめ
第12章 神経系
―筋骨格系の制御
神経系とニューロン/運動単位/受容器と反射/まとめ
PartⅢ バイオメカニクスの原理の応用
第13章 定性的バイオメカニクス分析による技術の向上
バイオメカニクス分析の種類/定性的バイオメカニクス分析の手順/サンプル分析/まとめ
第14章 定性的バイオメカニクス分析によるトレーニングの改善
バイオメカニクスとトレーニング/解剖学的定性的分析の方法/サンプル分析/まとめ
第15章 傷害発生を理解するための定性的バイオメカニクス分析
力学的な応力と傷害/応力に対する組織の反応/オーバーユース障害のメカニズム/組織の閾値の個人差/傷害発生に影響する内的および外的要因/分析例:ランニングによって発生するオーバーユース障害/まとめ
第16章 バイオメカニクスのテクノロジー定量的バイオメカニクス分析
測定上の問題点/バイオメカニクス変数を測定するためのツール/まとめ