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レジデントノート増刊 Vol.19 No.2

【特集】診断力を超強化!症候からの内科診療

レジデントノート増刊 Vol.19 No.2
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羊土社

電子版ISBN

電子版発売日 2018年6月29日

ページ数 316

判型 B5

印刷版ISBN 978-4-7581-1585-8

印刷版発行年月 2017年3月

書籍・雑誌概要

【特集】診断力を超強化!症候からの内科診療 発熱,めまい,腰痛など様々な症候から診断に至る道筋をフローチャートで見える化,ベテラン医師の思考プロセスがわかる!知っていると役立つ病歴・身体所見の取り方や検査所見の見方,非専門医が行う治療も伝授!

目次

序【徳田安春】
Color Atlas
第1章 全身の症状
1.発熱【八板謙一郎,山口征啓】
発熱へのアプローチ
1.初診時の医療面接で診るべき点
2.発熱の原因
3.感染症を疑ったら
4.薬剤熱
5.膠原病
6.腫瘍熱
2.渡航後の発熱または下痢【忽那賢志】
渡航後の発熱または下痢へのアプローチ
1.まずは「渡航後」と認識することが重要
2.渡航地はどこか?
3.推定される潜伏期は?
4.どのような曝露歴があるのか?
5.身体所見や血液検査から鑑別を絞る
6.重症度の高い疾患,治療可能な疾患,頻度の高い疾患から除外していく
■症例ではこう考える
3.浮腫【仲里信彦】
1.診断のための病態生理
2.病歴を症状に合わせて,聴取する
3.その次は身体診察
4.浮腫の治療と利尿薬の適応について
5.薬剤性浮腫
Advanced Lecture
■ 特殊疾患に伴う浮腫
4.リンパ節腫脹【横田恭子】
リンパ節腫脹へのアプローチ
1.なぜリンパ節は腫脹するのか?
2.病歴聴取,診察から診断する
3.診断のための検査
4.生検の適応
治療と今後の方針・経過
■ 症例ではこう考える
5.黄疸【東 光久】
黄疸へのアプローチ
1.黄疸の定義を知る
2.黄疸患者の鑑別診断
3.黄疸患者の病歴聴取
4.黄疸患者の身体診察
5.黄疸の検査
6.私の診療指針
治療と今後の方針・経過
1.急性閉塞性化膿性胆管炎(AOSC)
2.膵がんによる閉塞性黄疸
3.薬剤性肝炎
■ 症例ではこう考える
dvanced Lecture
1.意外に多い敗血症に伴う黄疸
2.閉塞性黄疸に術前減黄術はルーチンで行うべきではない?
6.血圧上昇【西﨑祐史】
血圧上昇へのアプローチ
Step1.高血圧緊急症を見逃すな
Step2.2次性高血圧症を疑う
治療と今後の方針・経過
■ 症例ではこう考える
Advanced Lecture
7.体重減少・体重増加【宮森大輔,溝岡雅文】
体重減少
1.体重減少へのアプローチ
2.診断のフローチャート
3.治療と今後の方針・経過
4.症例1ではこう考える
Advanced Lecture
1.体重減少をきたした糖尿病患者では悪性腫瘍の合併に注意する
2.高齢者の体重減少
体重増加
1.体重増加へのアプローチ
2.診断のフローチャート
3.治療と今後の方針・経過
4.症例2ではこう考える
8.食欲不振【太田大介】
食欲不振へのアプローチ
1.食欲不振に随伴する症状を聴取する
2.患者の年齢から推察する
3.患者の心理・社会的背景を聴取する
4.生理的範囲のものなのか,病的なレベルのものなのか,心身両面から検討する
治療と今後の方針・経過
症例1.うつ病
症例2.神経性無食欲症
9.出血傾向【糸井 覚,萩原將太郎】
■ 出血傾向のメカニズム
血小板減少へのアプローチ
1.DIC
2.TTP/HUS
3.ITP
4.骨髄異形成症候群,再生不良性貧血など造血障害
5.薬剤性血小板減少・血小板機能低下
6.偽性血小板減少症
凝固異常へのアプローチ
1.先天性凝固異常
2.後天性血友病血液
内科専門医への相談のタイミング
第2章 頭頸部の症状
1.頭痛【土肥栄祐】
頭痛へのアプローチ
1.バイタルサイン,意識障害の有無を確認する
2.二次性頭痛の除外からはじめる
3.見逃したくない・危険な二次性頭痛
4.二次性の除外の次は一次性頭痛
5.慢性連日性頭痛と早朝頭痛
6.頭痛の診断フローチャート
治療と今後の方針
1.片頭痛
2.薬物乱用性頭痛
■ 症例ではこう考える
Advanced Lecture
1.雷鳴頭痛
■ 片頭痛様頭痛(migraine-h5ke headache)
2.めまい【林 竜一郎,大生定義】
めまいへのアプローチ
1.めまい診療の基本的な流れ
2.診察:緊急度から考える
3.主な疾患:頻度の多い疾患を考える
治療と方針・経過
1.急性のめまい:BPPVなど
2.慢性のめまい:心因性めまい
■ 症例ではこう考える
Advanced Lecture
3.意識障害【笹木 晋】
意識障害へのアプローチ
1.意識障害のバイタルサイン
2.意識障害の病歴
3.意識障害の身体所見
4.検査
5.意識障害の原因と治療
6.症例ではこう考える
Advanced Lecture
4.咽頭痛・嗄声【岸田直樹】
1.患者の訴え:「喉が痛い」という主訴を読み解く ―それは喉(咽喉頭)ではないかも!
2.Five killer sore throats
3.最悪のシナリオ Don’t be killed by sore throat mimicker!
4.「咽頭痛+α」での鑑別
5.嗄声
6.悩ましいカテゴリー:“喉の違和感”程度の主訴に強くなる
■ 症例ではこう考える
第3章 胸部の症状
1.胸痛【澤村匡史】
胸痛へのアプローチ
1.まずkiller diseaseの可能性を探る
2.虚血性心疾患以外の疾患に特徴的な胸痛
3.胸膜由来の胸痛をきたす疾患
4.心膜由来の胸痛
5.消化器由来の胸痛
6.皮膚,筋骨格系由来の胸痛をきたす疾患
7.その他の胸痛
治療と今後の方針・経過
1.急性冠症候群,安定狭心症
2.急性大動脈解離
3.肺血栓塞栓症
4.胃食道逆流
■ 症例ではこう考える
Advanced Lecture
2.動悸 不整脈を訴える患者さんを診たときに考えること【上田茂之】
動悸へのアプローチ
1.まず除外すべき疾患
2.頻脈性不整脈の診断・治療のポイント
Advanced Lecture
1.心房細動について
2.抜歯時の注意点について…
3.呼吸困難【喜舎場朝雄】
喘鳴を伴う呼吸困難へのアプローチ
1.まず除外すべき疾患
2.考えるべき頻度の高い疾患
3.本症例での具体的な治療
4.入院適応
5.まとめ
慢性の労作時呼吸困難へのアプローチ
1.まず除外すべき疾患
2.考えるべき頻度の高い疾患
3.本症例での具体的な治療
高齢者の心不全の診断について
Advanced Lecture
1.低酸素血症の鑑別
2.血液ガスの解釈
■ まとめ
4.咳・痰・血痰・喀血【堀之内秀仁】
咳嗽・喀痰に対するアプローチ
1.咳嗽・喀痰の持続期間による分類
2.診断に結び付く病歴
3.診断に結び付く身体所見
4.専門医へのコンサルテーションを要する状態
5.入院・隔離を考慮する状態
6.治療と今後の方針,経過
血痰・喀血に対するアプローチ
1.血痰・喀血の鑑別と頻度
2.大量喀血か
3.診断に結び付く病歴
4.診断に結び付く身体所見
5.専門医へのコンサルテーションを要する状態
6.入院・隔離を検討する状態
7.治療と今後の方針,経過
■ 症例ではこう考える
Advanced Lecture
5.胸やけ・嚥下困難・しゃっくり【廣瀬知人】
胸やけ・嚥下困難・しゃっくりへのアプローチ
1.胸やけ
2.嚥下困難
3.しゃっくり(吃逆)
治療と今後の方針・経過
1.GERD(逆流性食道炎)
2.しゃっくり(吃逆)
■ 症例ではこう考える
Advanced Lecture
第4章 腹部の症状
1.悪心・嘔吐 致死的疾患(特に心筋梗塞・脳血管障害)を見逃すな!【中山雅臣,川島篤志】
悪心・嘔吐へのアプローチ
1.全身症状に着目し,重篤で緊急性の高い疾患を想定しながら,腹部疾患だと決め打ちせずに病歴聴取をする
2.腹部疾患は消化器疾患およびその他疾患も必ず鑑別疾患に考える
3.治療
2.急性腹痛【北川 泉,賀古 眞】
急性腹痛へのアプローチ
1.腹痛の特徴,部位を尋ねる
2.腹痛以外の症状や既往などで絞り込む
3.腹腔内臓器以外の疾患
4.腹痛患者の視診,触診,打診,聴診
5.鑑別診断の流れ
主な疾患のポイントと今後の方針・経過
■ 症例ではこう考える
Advanced Lecture
■ 見逃しやすい腹痛の例
3.下痢,便秘そして腹満 まぼろしを追って結果を出せ!【松下達彦】
下痢のアプローチ
Unit 1.急性か遷延性か慢性か?(時間で考える)
Unit 2.生活上で問題はないか?(食事,旅行,ペット,性交歴など)
Unit 3.感染? 感染以外のもの?
Unit 4.便の性状(血性下痢であれば起因菌が絞れ,抗菌薬の使用に結びつくことが多い)
Unit 5.本人の状態はどうなのか?
Unit 6.随伴症状
Unit 7.Red Flag
■ 病原微生物と病原菌の特徴と治療
■ この症例での実際
慢性の下痢へのアプローチ
1.慢性下痢の医療面接でルールインもしくはルールアウトできるもの
2.がんを疑うアプローチ
3.治療
便秘へのアプローチ
■ 医療面接のポイント
腹満へのアプローチ
1.病歴のとりかた
2.視診
4.血便,便潜血反応陽性【小俣富美雄】
血便へのアプローチ
1.緊急性疾患の除外と鑑別診断
2.便潜血検査の適応
3.大腸内視鏡検査の適応
治療と今後の方針・経過
1.大腸腺腫性ポリープ
2.大腸癌
3.潰瘍性大腸炎
4.虚血性大腸炎
5.宿便潰瘍
■ 症例ではこう考える
Advanced Lecture
第5章 四肢と背部の症状
1.関節痛・関節炎【岸本暢将】
関節痛へのアプローチ
1.評価の第1段階:真の関節痛か? その他の重要な病歴聴取のポイント
2.評価の第2段階:炎症性か非炎症性関節炎か
3.評価の第3段階:単関節炎か,多関節炎か
4.評価の第4段階:関節炎の分布はどうか
5.評価の第5段階:関節炎の広がりはどうか
6.症例ではこう考える①
7.診断のフローチャート
治療と今後の方針・経過
■ 症例ではこう考える②
■ 症例のまとめ
Advanced Lecture
2.頸部痛,腰痛・背部痛【吉田 剛,金城光代】
頸部痛へのアプローチ
1.まず除外すべき疾患・徴候
2.病歴
3.身体診察
4.検査・治療と今後の方針
■ 症例1ではこう考える
腰痛・背部痛へのアプローチ
1.まず除外すべき疾患
2.病歴
3.身体診察
4.検査
5.治療
■ 症例2ではこう考える
第6章 神経の症状
1.しびれ・知覚障害【入江聰五郎】
しびれ・知覚障害へのアプローチ
1.病歴から得られる情報
2.身体所見から得られる情報
3.症例提示①
4.症例提示②
5.症例提示③
■ まとめ
Advanced Lecture
1.しびれ診療で呼吸筋麻痺を起こす神経筋疾患
2.最も多い糖尿病性神経障害のしびれの対症療法
2.歩行障害【清田雅智】
歩行障害へのアプローチ
1.まず除外すべき疾患
2.実際に歩行を確認する
3.鑑別を考えよう
治療と今後の方針・経過
1.Parkinson病
2.うつ病
3.ビタミンB12欠乏症
■ 症例ではこう考える
3.記憶障害【山田宇以】
記憶障害へのアプローチ
1.除外すべき疾患
2.考えるべき高頻度疾患〜認知症
3.その他の高頻度疾患〜せん妄
治療と今後の方針・経過:
1.家族の教育,介護資源の導入
2.薬物治療
■ 症例ではこう考える
Advanced Lecture
■ 1分間認知症スクリーニングについて
第7章 腎・尿路の症状
1.血尿・タンパク尿 腎・尿路疾患の診断プロセス【早野恵子】
腎・尿路疾患を察知し,見逃さないための病歴聴取や身体診察法
1.病歴聴取(医療面接)
2.病歴聴取のポイント
3.全身症状と腎・尿路疾患に特異的な症状の把握のために
4.無症状または症状に乏しい場合の腎・尿路疾患に関する情報収集法
5.腎・尿路疾患における身体所見のとりかたのポイント
血尿へのアプローチ
1.この症例の精査における問題点は?
2.この症例における臨床的アプローチ
3.一般的な血尿へのアプローチ
タンパク尿へのアプローチ
1.この症例の精査における問題点は?
2.この症例における臨床的介入は?
3.一般的なタンパク尿へのアプローチ
試験紙法で陽性のアルブミン尿を認めたとき
■ 血尿・タンパク尿へのアプローチのまとめ
2.多尿・乏尿【中島泰志】
多尿・乏尿へのアプローチ
1.多尿へのアプローチ
2.DIの治療
3.乏尿へのアプローチ
■ 症例ではこう考える
Advanced Lecture
■ 先天性尿崩症
索引

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