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実験医学増刊 Vol.38 No.17

【特集】新規の創薬モダリティ 細胞医薬

実験医学増刊 Vol.38 No.17
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羊土社

電子版ISBN 978-4-7581-0390-9

電子版発売日 2020年11月2日

ページ数 243

判型 B5

印刷版ISBN 978-4-7581-0390-9

印刷版発行年月 2020年10月

書籍・雑誌概要

【特集】新規の創薬モダリティ 細胞医薬 細胞を「デザイン」し,薬のように使う時代が来た!ゲノム編集,iPS細胞,改変微生物などの基盤技術が導く,新しいモダリティ.医療経済,知財管理など,細胞医薬を産業として社会実装するための課題も紹介.

目次

第1章 細胞療法の世界動向
1.細胞医薬の歴史
2. “細胞”モダリティの潮流と将来展望~ 「デザイナー細胞」研究開発戦略~
3.米国NIHおよびCIRMのファンディング動向,世界のCAR-T臨床開発動向の詳細解析―再生医療から「デザイナー細胞」へ

第2章 最先端基盤技術の動向と展望
1.造血幹細胞の培養技術
2.ゲノム編集技術CRISPR-Cas3とその遺伝子治療および診断への応用
3.安全で機能的なデザイン細胞医薬のための次世代遺伝子導入技術 ヒト人工染色体ベクター
4.受容体シグナルの「デザイン」を評価するイメージング技術 脂質二重支持膜
5.細胞医薬品に資する非破壊細胞評価技術
6.TCRレパトア解析を通じた抗腫瘍T細胞応答の解明
7.人工受容体技術を用いた細胞医薬のデザイン
8.細胞創生のための合成ゲノム技術とその応用
9.エンハンサーを利用した細胞の制御

第3章 細胞療法の新しい戦略
I.免疫細胞ベース
1.固形がんを標的としたCAR-T療法の開発
2.非自己のリンパ球を用いたがん免疫療法の開発
3.遺伝子改変による養子免疫細胞療法の改良
4.複合的免疫効果を発揮する人工アジュバントベクター細胞の開発
5.機能的リンパ組織オルガノイドの構築と応用
6.安定で機能的な制御性T細胞の効率的作製法
II.幹細胞ベース
7.間葉系幹細胞による免疫制御
8.iPS細胞技術を用いた汎用性T細胞製剤の開発
9.iPS細胞由来NKT細胞
10.免疫汎用性向上をめざしたHLA編集iPS細胞
11.HLA KO型ユニバーサルドナー細胞の作製
12.高機能血小板の大量培養法の開発―乱流によるiPS細胞由来血小板の製造
13.Ⅰ型IFN産生ミエロイド細胞を用いたがん免疫療法
III.微生物やナノ構造体の利用
14.がん治療用デザイン細菌開発の動向と展望
15.ファージテクノロジーと現代医療

第4章 産業・法規制など社会実装
1.わが国における細胞委託製造基盤の構築―CAR-T製造の技術移転から学ぶこと
2.医療経済的観点からの国内外動向
3.細胞医薬の産業展開に向けた新しい知財戦略
4.細胞医薬をとりまく規制の動向