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実験医学増刊 Vol.36 No.17
【特集】教科書を書き換えろ!染色体の新常識
羊土社
電子版ISBN
電子版発売日 2018年11月2日
ページ数 214
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-7581-0374-9
印刷版発行年月 2018年11月
書籍・雑誌概要
【特集】教科書を書き換えろ!染色体の新常識 新しい実験法、生物物理の理論を取り入れ、染色体の立体的な姿が立ち上がってきました。その基本から、いま最も熱い本当の姿の解明まで、染色体研究の決定版となる1冊!
目次
序【平野達也】
変貌する染色体研究の最前線【平野達也,胡桃坂仁志】
第1章 染色体はどのような部品からできているのか?
1.ヒストンとヌクレオソームによるゲノム機能制御【胡桃坂仁志,小山昌子】
2.ヘテロクロマチン研究の現状と展望【中山潤一】
3.セントロメア研究入門:分野の現状とこれから【深川竜郎】
4.テロメアの生物学―老化・がん化の分子基盤【林 眞理】
5.ヒストンの細胞内ダイナミクス【木村 宏】
6.クロマチンイメージングより迫る核内ダイナミクス【宮成悠介】
第2章 染色体はどのようにして折り畳まれるのか?
1.階層的クロマチンの高分子モデリング【新海創也】
2.分子動力学シミュレーションでみるクロマチン動態【高田彰二】
3.クロマチンダイナミクス―クロマチンの物理的特性とその生物学的意味【井手 聖,永島崚甫,前島一博】
4.Hi-C技術で捉えた染色体・クロマチンの高次構造【永野 隆】
5.複製タイミングと間期染色体構築【平谷伊智朗,竹林慎一郎】
6.RNAと間期クロマチン構築【野澤竜介,斉藤典子】
第3章 どのようなタンパク質が高次染色体を制御しているのか?
1.コヒーシンによる染色体高次構造形成の分子機構【村山泰斗】
2.コンデンシンによる分裂期染色体構築の分子メカニズム【木下和久】
3.コヒーシン・コンデンシンの一分子解析【西山朋子】
4.染色体分配:マルチステップに進む姉妹染色分体の分離【内田和彦,広田 亨】
第4章 染色体はどのようにして次世代に継承されるのか?
1.減数分裂における相同染色体のペアリング【平岡 泰】
2.線虫・ショウジョウバエの減数分裂における染色体分離―染色体の出会いと別れのダイナミクス【Peter M. Carlton,佐藤-カールトン 綾】
3.哺乳類卵母細胞における染色体分配―細胞の特異性に対する染色体分配の恒常性と破綻を理解する【北島智也】
4.哺乳類生殖系列におけるクロマチンリプログラミング【野老美紀子,山縣一夫,山口幸佑,岡田由紀】
第5章 染色体の異常はどのようにして疾患や老化を引き起こすのか?
1.クロマチン制御とがん【高久誉大】
2.がんにおけるコヒーシンおよび関連分子の遺伝子異常【吉田健一】
3.コヒーシン・コンデンシンの欠損を原因とする発生疾患【坂田豊典,白髭克彦】
4.放射線と染色体異常【田代 聡】
5.ヘテロクロマチンと細胞老化【成田匡志】
6.反復遺伝子の不安定化が引き起こす細胞老化【小林武彦】
索引