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実験医学 Vol.37 No.4
【特集】食の機能実効分子のサイエンス
羊土社
電子版ISBN 978-4-7581-2517-8
電子版発売日 2019年3月1日
ページ数 143
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-7581-2517-8
印刷版発行年月 2019年2月
書籍・雑誌概要
【特集】食の機能実効分子のサイエンス 「食」から迫る健康の理解と制御をめざした研究を紹介.食物中の分子は体の構成成分やエネルギー源となるほかに,生理活性物質として働くものやその量がシグナルとなって生体機能に影響を与えるなど多彩な働きが明かされてきました.
目次
<特集>食の機能実効分子のサイエンス 食品が生体に与える影響の理解と制御
企画/國澤 純(医薬基盤・健康・栄養研究所)
概論―食から生体機能に繋がる分子メカニズムの理解と応用
食用油を起点に形成される脂質代謝ネットワークと免疫制御
アミノ酸シグナルの解明からがん治療へーアミノ酸トランスポーター阻害によるがん代謝制御
インスリン様シグナルと代謝制御性アミノ酸シグナルー次世代栄養学『AI Nutrition』の提唱
必須ミネラルはなぜ必須なのかー輸送体研究から見えてきた栄養シグナルとしての亜鉛の重要性
食品ポリフェノールセンシングと生体調節
食行動と栄養摂取をむすぶ味覚受容体による味分子認識
マルチオミクスとインターネットコホートによる食と栄養へのアプローチ
<連載>
News & Hot Paper Digest
性染色体進化の謎を解く救世主となるか?ー1分子シークエンシング,オプティカルマッピング,Hi-C法の併用による超高精度Y染色体塩基配列の決定
相分離が細胞核の変動を感知してゲノムを再構成するー核質の凝縮が遺伝子制御の原動力となる
強迫的な薬物依存の神経メカニズム
英語の壁の乗り越え方ー第41回日本分子生物学会年会にて
カレントトピックス
ヒトiPS細胞からの卵原細胞の試験管内誘導
光駆動性陰イオンチャネルの構造解析と新規光遺伝学ツールの創成
ユニークな骨格幹細胞が成長板軟骨の休止細胞層に存在する
ホタルゲノムが明らかにする発光性甲虫の平行進化
Trend Review
“necessary & sufficient”に気をつけてー若き生命科学者の健全な思考法のために
クローズアップ実験法
ウイルスベクターの静脈投与によるマウス脳全域への遺伝子導入
ブレークスルーを狙うバイオテクノロジー
シングルセルテクノロジーにみる分子インデクシングの威力
Conference & Workshop “参加しました”
ノーベル賞受賞者たちの英知に包まれて過ごすドイツでのひとときー第68回リンダウ・ノーベル賞受賞者会議とポストイベント
私のメンター
東原和成ー化学感覚の真理を嗅ぎ分ける探究者
ほか