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現場に学ぶ 訪問リハセラピストのフィジカルアセスメント
筆頭著者 宇田 薫 (著)
三輪書店
電子版ISBN
電子版発売日 2021年11月29日
ページ数 100
判型 A5
印刷版ISBN 978-4-89590-595-4
印刷版発行年月 2017年5月
書籍・雑誌概要
押さえておくべきフィジカルアセスメントのポイントをピックアップ !
訪問リハセラピストにとって、施設リハとは異なるスキルや知識が求められる場面に遭遇することは少なくない。特にフィジカルアセスメントはリスク管理の視点から、訪問リハセラピストにとって切り離せないものであり、利用者のちょっとした変化やトラブルに出会ったときに戸惑ったり、専門性の高い事項なのか、医療従事者として押さえておくべき事項なのか迷うこともあるだろう。本書は、訪問リハセラピストが押さえておきたいフィジカルアセスメントをピックアップ、事例を用いてわかりやすく対応を述べている。訪問リハセラピストが、自らも現場において思考し、医療従事者としての知識を高め、行動できるようになることを目指した1冊。
目次
はじめに
1 微熱 : いつもより体温が高いが, ご本人は元気そう
2 高熱 : いつもより体温が高く, 訪問リハお休みの連絡が入った
3 低体温 : 高熱じゃないので, 温めれば大丈夫 ?
4 徐脈 : ご本人はいつもと変わりない. 受診せずに様子をみればよい ?
5 頻脈 : 確かに脈は速いけど, これって危険な状態 ?
6 バイタル測定不可 : 上腕で血圧が測定できない ! SpO2が測定できない !
7 褥瘡 : まだ少し赤いだけだから大丈夫かな ?
8 表皮剥離 : 保護テープを貼っておけば大丈夫かな ?
9 オムツかぶれ : 褥瘡じゃないから大丈夫 ?
10 脱水 : 汗をかいていなくても, 元気がない原因は脱水のことも !
11 熱中症 : 注意は促しますけど, 具体的にどうすればいいですか ?
12 紫色蓄尿バッグ症候群 : どうしよう. 尿が黄色じゃなくて紫色になっている !!
13 排尿カテーテル抜去 : かなり引っ張ったけど, 抜けていませんか ?
14 尿路感染 : 尿路感染で入院することは多いのですが, 何に気をつければいいですか ?
15 尿閉 : 排尿量が少ないのは水分摂取が少ないから ?
16 転倒 : Ⅹ線では異常なかったのに, やっぱり折れている !!
17 転倒頭部打撲 : 「転んで, 頭打ったけど大丈夫です」. 本当に大丈夫 ?
18 たんこぶ : 「数日で治るから大丈夫ですよ」で大丈夫 ?
19 誤嚥性肺炎 : ムセがなくても誤嚥性肺炎に !
20 人工呼吸器 : アラームってめったに鳴らないと思っていて大丈夫 ?
21 帯状疱疹 : 入院リハでは聞いたことがない. それはうつるの ?
22 発疹 : たぶん, じんましん ? 家でも疥癬になる ? どうやって見分けるの ?
23 頭痛 : どれくらい痛かったら受診 ?
24 腹痛 : リハの対象疾患ではないのでわからなくてもよい ?
25 胸痛 : 心臓が痛いのでしょうか ? 胸部の痛みは不安です !
26 下痢 : リハビリができないとの, お休みの連絡. そのままでよい ?
27 熟睡 : 意識障害か単なる寝不足か ? 見分けがつかない !
28 症候性てんかん : 忘れたころに起こるてんかん. 頭の片隅に
29 飲み忘れ : 朝食後の内服薬を昼前の訪問時に発見 ! もう飲まなくてよい ?
30 爪・耳垢 : リハビリや生活にも影響を及ぼすことも !!
31 鼻血 : 訪問すると, 鼻血が出ている. なかなか止まらない