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≪小児科ベストプラクティス≫
小児白血病・リンパ腫-Strategy & Practice
筆頭著者 滝田 順子 (編集)
京都大学大学院医学研究科発達小児科学教授
その他の著者等 加藤/元博
中山書店
電子版ISBN
電子版発売日 2021年4月26日
ページ数 344
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-521-74921-1
印刷版発行年月 2021年4月
書籍・雑誌概要
かつて不治の病だった小児白血病は,層別化治療,支持療法の確立により長期生存率を飛躍的に改善させた.
そして現在,次世代シーケンサーなどゲノム解析により遺伝子の全体像が明らかにされ,分子病態に基づく新たな治療戦略が次々に開発されている.生存率の向上に伴い小児がん経験者数は増加し,彼らが成長とともに遭遇する進学,就職,妊孕性などへの対応を専門家から紹介.
目次
1章 小児造血器腫瘍の検査
細胞表面マーカー検査(出口隆生)
染色体・遺伝子検査(滝 智彦)
ゲノム医療の現状と展望(真田 昌)
2章 急性リンパ性白血病(ALL)
ALLの分子病態(加藤元博)
B細胞前駆性ALLの診断・治療(康 勝好)
T細胞性ALLの診断・治療(岡本康裕)
Ph染色体陽性ALLの診断・治療(加藤 格)
成熟B細胞性ALLの診断・治療(三井哲夫)
若年成人(AYA)世代ALLの診断・治療(今村俊彦)
再発ALLの診断・治療(後藤裕明)
ALLの新規治療戦略(豊田秀実)
3章 急性骨髄性白血病(AML)
AMLの分子生病態(柴 徳生)
AMLの診断・治療(富澤大輔)
急性前骨髄球性白血病の診断・治療(高橋浩之)
Down症候群に関連したAMLの診断・治療(照井君典)
AMLの新規治療戦略(嶋田 明)
4章 乳児急性リンパ性白血病(乳児ALL)
乳児ALLの分子病態(才田 聡)
乳児ALLの診断・治療(宮村能子)
乳児ALLの新規治療戦略(髙地貴行)
5章 慢性骨髄性白血病(CML)
小児CMLの分子病態(嶋田博之)
CMLの診断・治療(遠野千佳子)
CMLの新規治療戦略(嶋 晴子)
6章 骨髄異形成症候群・骨髄増殖性疾患
小児骨髄異形成症候群の分子病態(村松秀城)
骨髄異形成症候群の診断・治療(長谷川大輔)
若年性骨髄単球性白血病の分子病態(平林真介)
若年性骨髄単球性白血病の診断・治療(吉田奈央)
7章 リンパ腫・リンパ増殖性疾患
リンパ腫の分子病態(大木健太郎)
非Hodgkinリンパ腫の診断・治療(大隅朋生)
Hodgkinリンパ腫の診断・治療(古賀友紀,亀井美智)
自己免疫性リンパ増殖症候群の診断・治療(高木正稔)
X連鎖リンパ増殖症候群の診断・治療(宮澤英恵,和田泰三)
小児全身性EBV陽性T細胞リンパ増殖症の診断・治療(井澤和司,八角高裕)
8章 組織球症
組織球症の分子病態(森本 哲)
Langerhans細胞組織球症の診断・治療(工藤寿子)
若年性黄色肉芽腫の診断・治療(坂本謙一)
Erdheim-Chester病の診断・治療(塩田曜子)
9章 小児造血器腫瘍の支持療法
感染対策(橋井佳子)
輸血療法(梶原道子)
小児の緩和ケア(余谷暢之)
10章 小児造血器腫瘍の晩期合併症
二次がん(瓜生英子)
内分泌障害(前田尚子)
性腺毒性(清谷知賀子)
心毒性(荒川ゆうき)
長期フォローアップ体制の現状と展望―移行期医療(石田也寸志)
略語一覧