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MR・超音波・眼底 基礎知識図解ノート 第2版

MR・超音波・眼底 基礎知識図解ノート 第2版
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筆頭著者 新津 守 (監)

金原出版

電子版ISBN 978-4-307-87107-5

電子版発売日 2021年3月29日

ページ数 568

判型 B5

印刷版ISBN 978-4-307-07107-9

印刷版発行年月 2018年3月

DOI https://doi.org/10.18888/9784307871075

書籍・雑誌概要

本書はおもに診療放射線技師養成校ならびに臨床検査技師養成校の学生、現場経験の少ない新人技師を対象としています。本書のコンセプトは「難解な記述をできる限り排除し、図・表・画像をメインとして解説を付す」「臨床実習に臨む前の学生が、最低限必要な知識を網羅する」であり、初版で一部不足していた内容に追記するとともに、検査機器や手法の進歩に伴い加筆・修正しました。読者意見も取り入れ200頁超を増補しました。

目次

【MR】

1章 MR画像の成り立ち
1. 原子内に存在する荷電粒子の運動
2. 電流と磁場
3. MRの対象原子核
4. MRIの成り立ち
5. 画像の信号強度を決める因子

2章 装置
1. システム構成
2. 静磁場コイル
3. 高周波磁場コイル
4. 傾斜磁場コイル
5. 高磁場(3.0T)装置
6. MR室の設計
7. 性能評価
8. ImageJの利用
9. 保守、点検、管理

3章 MR現象から画像化まで
1. 被検者を静磁場の中に入れる
2. RF パルスが与えられる
3. RF パルスを切る
4. MR信号を検出する・画像化する

4章 画像構築
1. k-space(k空間)とは
2. k-space trajectory
3. k-space trajectoryと撮像パルスシーケンス
4. k-space と撮像時間の短縮

5章 撮像条件(パラメータ設定)
1. 画質
2. 各種パラメータ
3. scan time(撮像時間)
4. SNR(signal to noise ratio:信号対雑音比)

6章 代表的なパルスシーケンス
1. パルスシーケンスとは
2. スピンエコー(SE)
3. 高速スピンエコー
4. グラジエント(リコールド)エコー(gradient recalled echo:GRE)
5. EPI(echo planar imaging)法
6. パラレルイメージング
7. その他

7章 Preparation pulse
1. Preparation pulse(先行パルス・前置パルス)
2. IR pulse
3. Presaturation pulse(前飽和パルス)
4. DE pulse
5. MT pulse
6. 脂肪抑制法のまとめ

8章 造影剤について
1. 造影剤の歴史
2. 造影メカニズム
3. 造影剤の種類
4. 細胞外液性Gd造影剤(マグネスコープ・ロハンス・ガドビスト・プオムニスキャン)5.肝特異性造影剤(SPIO;リゾビスト注)
6. 肝特異性造影剤(EOB・プリモビスト)
7. 経口消化管造影剤(ボースデル内用液10)

9章 MRA
1. MRAとは
2. MRAの種類と特徴
3. TOF(time of flight)効果
4. Time of flight MRA(TOF MRA)
5. 飽和効果と対策
6. 使用される技術
7. Phase contrast MRA(PC-MRA)
8. Black blood MRA
9. 造影MRA
10. 造影MRAにおけるk-space のデータ充填と撮像方法

10章 アーチファクト
1. アーチファクトの分類
2. 折り返しアーチファクト
3. 化学シフトアーチファクト
4. 第2の化学シフトアーチファクト
5. 磁化率アーチファクト
6. 打ち切りアーチファクト
7. クロストークアーチファクト
8. モーションアーチファクト
9. その他の代表的なアーチファクト

11章 安全性
1. 概要
2. 静磁場の影響
3. 傾斜磁場の影響
4. RFパルスの影響
5. 禁忌・警告などの対象
6. 問診と検査前安全確認の重要性
7. MR検査の操作モードおよび制限値
8. クエンチ現象

12章 そのほか知っておきたい知識
1. MR hydrography
2. 拡散・灌流
3. functional MRI(f-MRI)
4. SWI(susceptibility weighted imaging)
5. MRS(magnetic resonance spectroscopy)
6. MR Elastography
7. T1ρ(T1rho)

13章 各部位におけるMR検査
1. MR検査の準備
2. MR検査の特徴
3. MR検査の対象部位
4. 頭部
5. 脊椎・脊髄
6. 心臓
7. 乳房
8. 腹部
9. 骨盤部
10. 四肢・関節
11. 血管

14章 撮像の実践
はじめに
1. 受信コイル
2. ポジショニング
3. 撮像パラメータ


【超音波】

1章 超音波の基礎
1. 縦波と横波
2. 超音波とは
3. 超音波の発生
4. 超音波の伝搬速度(別称:音速)
5. 超音波の物理特性
6. 空間分解能

2章 超音波診断装置の基礎
1. システム構成
2. プローブ

3章 超音波の検出・画像表示
1. パルス反射法
2. 画像表示法
3. 画像調整

4章 ドプラ法
1. ドプラ法の原理
2. ドプラ法の種類

5章 アーチファクト
1. 音響陰影(acoustic shadow)
2. 後方エコー増強(back echo enhance、tadpole-tail sign)
3. 多重反射
4. サイドローブ
5. グレーティングローブ
6. ミラー効果
7. 屈折によるアーチファクト

6章 そのほか知っておきたい知識
1. ハーモニックイメージング
2. IVUS(血管内超音波診断法)
3. 三次元表示、四次元表示

7章 超音波検査の実際
1. 超音波検査の準備
2. 超音波検査の特徴

8章 腹部領域における検査
1. 肝臓(liver)
2. 胆(gallbladder)、胆管(bile duct)
3. 膵臓(pancreas)
4. 腎臓(kidney)
5. 脾臓(spleen)

9章 体表臓器(乳腺・甲状腺)における検査
1. 乳房
2. 甲状腺

10章 心臓領域における検査
1. 経胸壁心エコー検査のアプローチ部位(エコーウインドウ)
2. 基本断面とチェックポイント
3. 基本的な記録波形(Mモード像およびパルスドプラ像)
4. 症例

11章 血管領域における検査
1. 頸動脈(carotid artery)
2. 下肢静脈
3. 下肢動脈
4. 上肢動脈、上肢静脈

12章 超音波装置の安全性
1. 装置の安全性
2. 安全性の指標
3. 音響強度の測定
4. 超音波装置の保守管理


【眼底写真撮影】

1章 眼底写真撮影検査の基礎
1. 眼底写真撮影検査とは
2. 眼底写真で何がわかるのか
3. 眼底写真撮影に必要な解剖生理学

2章 眼底写真撮影の手法
1. 眼底写真撮影の分類と特徴
2. 眼底撮影の限界
3. 無散瞳眼底写真撮影の検査の流れ

3章 装置
1. 構造
2. アーチファクト

4章 眼底像
1. 正常眼底像
2. 緑内障
3. 糖尿病:単純型糖尿病網膜症
4. 糖尿病:増殖型糖尿病網膜症
5. 高血圧性網膜症
6. 網膜血管病変:網膜静脈分枝閉塞症
7. 網膜血管病変:網膜中心動脈閉塞症
8. 網膜出血:網膜前出血
9. 網膜剥離
10. 網膜色素変性症

5章 同時立体眼底カメラ・手持ち眼底カメラ
1. 同時立体眼底カメラ
2. 手持ち眼底カメラ