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卵巣がん・卵管癌・腹膜癌治療ガイドライン 2020年版

卵巣がん・卵管癌・腹膜癌治療ガイドライン 2020年版
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筆頭著者 日本婦人科腫瘍学会 (編)

金原出版

電子版ISBN 978-4-307-80143-0

電子版発売日 2020年8月31日

ページ数 224

判型 B5

印刷版ISBN 978-4-307-30143-5

印刷版発行年月 2020年8月

DOI https://doi.org/10.18888/9784307801430

書籍・雑誌概要

5年ぶりの改訂となる2020年版では、検索式を用いた網羅的な文献検索を行いアップデート。妊孕性温存や漿液性卵管上皮内癌(STIC)、分子標的治療薬、PARP阻害薬などに関する新たな情報も追加され、手術療法、薬物療法に関するCQが大幅に更新されたほか、「推奨の強さ」の表記は「推奨する」「提案する」に一新された。臨床現場ですぐに役立つ治療フローチャート、計45のCQを収載している。

目次

CQ、推奨一覧
フローチャート 1 卵巣癌・卵管癌・腹膜癌の治療
フローチャート 2 再発卵巣癌・卵管癌・腹膜癌の治療
フローチャート 3 上皮性境界悪性卵巣腫瘍の治療
フローチャート 4 悪性卵巣胚細胞腫瘍の治療
フローチャート 5 性索間質性腫瘍の治療

■本ガイドラインにおける基本事項
I 進行期分類/II リンパ節の部位と名称/III 組織学的分類/IV 治療/V Oncofertility/VI 緩和ケア

■第1章 ガイドライン総説

■第2章 卵巣癌・卵管癌・腹膜癌
総説
CQ 01 I期からIIA 期と考えられる患者に対して、どのような進行期決定開腹手術が奨められるか?
CQ 02 術前にIIB 期以上と考えられる患者に対して、primary debulking surgery(PDS)は奨められるか?
CQ 03 IIB 期以上と考えられる患者に対する初回手術で、骨盤・傍大動脈リンパ節郭清は奨められるか?
CQ 04 初回手術(PDS)でsuboptimal surgeryとなった進行例に対して、interval debulking surgery(IDS)は奨められるか?
CQ 05 進行例に対して、primary debulking surgery(PDS)の代わりに術前化学療法(NAC)+interval debulking surgery(IDS)を行うことは奨められるか?
CQ 06 妊孕性温存を希望する患者に、温存治療は奨められるか?
CQ 07 卵巣癌に対して、開腹手術の代わりに腹腔鏡下手術は奨められるか?
CQ 08 腹腔内播種を有すると考えられる患者に対して、診断目的の腹腔鏡下手術は奨められるか?
CQ 09 術式を決定するために、術中迅速病理診断を行うことは奨められるか?
CQ 10 術後に卵巣癌と判明した患者に対して、どのような追加治療が奨められるか?
CQ 11 初回薬物療法を行う場合、どのようなレジメンが奨められるか?
CQ 12 初回手術とその後の化学療法により完全寛解が得られた場合、維持療法は奨められるか?
CQ 13 初回手術とその後の化学療法により腫瘍が残存した場合、追加治療は奨められるか?
CQ 14 初回化学療法としてパクリタキセルとカルボプラチン併用療法(conventional TC療法、dose-dense TC療法)を施行できない場合に、どのようなレジメンが奨められるか?
CQ 15 I期患者に対して、術後化学療法の省略は奨められるか?
CQ 16 組織型別に化学療法のレジメンを変更することは奨められるか?
CQ 17 進行例に対して初回化学療法を行う場合、腹腔内化学療法は奨められるか?
CQ 18 化学療法による過敏性反応(HSR)が生じた場合、同一あるいは同系統の薬剤の投与は可能か?
CQ 19 治療後の経過観察で推奨される間隔は?
CQ 20 治療後の問診、内診、腫瘍マーカー測定、画像検査は奨められるか?
CQ 21 経過観察中に無症状でCA125が上昇した場合、治療は奨められるか?
CQ 22 卵巣癌治療中や治療終了後にホルモン補充療法(HRT)は奨められるか?
CQ 23 乳癌未発症のBRCA1 あるいはBRCA2 変異保持者に対して、リスク低減卵管卵巣摘出術(RRSO)は奨められるか?

■第3章 再発卵巣癌・卵管癌・腹膜癌
総説
CQ 24 プラチナ製剤抵抗性再発で推奨される薬物療法のレジメンは?
CQ 25 プラチナ製剤感受性再発で推奨される薬物療法のレジメンは?
CQ 26 再発患者に対して手術療法は奨められるか?
CQ 27 手術適応のない再発患者に対して放射線治療は奨められるか?
CQ 28 腸閉塞に対して手術療法、薬物療法は奨められるか?
CQ 29 腹水貯留に対して薬物療法、腹水ドレナージは奨められるか?
CQ 30 3rdライン以降の化学療法が検討される患者に対して、化学療法をさらに行うことは奨められるか?

■第4章 上皮性境界悪性腫瘍
総説
CQ 31 片側付属器摘出術後に境界悪性腫瘍と判明した場合、追加手術は奨められるか?
CQ 32 腫瘍核出術後に境界悪性腫瘍と判明した場合、どのような妊孕性温存治療が奨められるか?
CQ 33 上皮性境界悪性腫瘍患者に、術後化学療法は奨められるか?
CQ 34 上皮性境界悪性腫瘍治療後は、長期間の経過観察が奨められるか?
CQ 35 上皮性境界悪性腫瘍治療後の再発に対して、手術は奨められるか?

■第5章 胚細胞腫瘍
総説
CQ 36 悪性卵巣胚細胞腫瘍に対して、腫瘍減量手術は奨められるか?
CQ 37 悪性卵巣胚細胞腫瘍に対して、妊孕性温存を必要とする患者では妊孕性温存手術は奨められるか?
CQ 38 悪性卵巣胚細胞腫瘍に対して、術後化学療法は奨められるか?
CQ 39 悪性卵巣胚細胞腫瘍の初回化学療法後の再発例に対して、化学療法、手術療法、もしくは放射線治療は奨められるか?
CQ 40 悪性卵巣胚細胞腫瘍に対する化学療法後の経過観察で留意すべき点は?

■第6章 性索間質性腫瘍
総説
CQ 41 性索間質性腫瘍に対して、どのような術式が奨められるか?
CQ 42 性索間質性腫瘍に対して、妊孕性温存を必要とする患者では妊孕性温存手術は奨められるか?
CQ 43 性索間質性腫瘍に対して、術後化学療法もしくは術後放射線治療は奨められるか?
CQ 44 性索間質性腫瘍の初回化学療法後の再発例に対して、薬物療法、手術療法、もしくは放射線治療は奨められるか?
CQ 45 性索間質性腫瘍治療後の経過観察で留意すべき点は?

■第7章 資料集
I 略語一覧
II 日本婦人科腫瘍学会ガイドライン委員会業績
III 既刊の序文・委員一覧

索引

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