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手術 Vol.78 No.1
外科医の働き方改革を考える
金原出版
電子版ISBN
電子版発売日 2024年1月15日
ページ数 148
判型 B5
印刷版ISSN 0037-4423
印刷版発行年月 2024年1月
書籍・雑誌概要
外科医の働き方改革を考える
わが国の医療は長年,医師の献身性により支えられてきた。しかし,2024年4月からは医師に対しても,労働時間短縮および健康確保のための措置を講じることが義務化される。5年の猶予期間が遂に終了するわけで,皆,対応に必死であるが,なかでも“過酷”とされる外科領域での働き方改革実現は本当に可能なのか……。先進施設の担当者や先駆者が,5つのテーマからその実態を語る“いま読みたい”待望の総特集である。
目次
◆テーマ1:外科医として働く意義
1.外科医として働く意義 大木 隆生
2.女性外科医として働く意義 野村 幸世
3.外科医を取り巻く働き方改革の現状 河口 賀彦
4.若手外科医が感じる外科医のやりがい 深田 真宏
5.外科医は幸福なのか 坂本 恭子
◆テーマ2:働き方改革実現に向けた具体的な取り組み
1.チーム制―九州大学病院肝臓・脾臓・門脈・肝臓移植外科での取り組み 吉屋 匠平
2.インセンティブ―地方国立大学病院のサージャンズフィー支給制度 内田 徹郎
3.外科医の労働時間管理 岡村 亮輔
4.アプリ利用―教室におけるオンラインシステム・アプリを利用した働き方改革への取り組み 篠原 由加里
5.医師事務作業補助者を活用したpatient flow managementの確立 西澤 祐吏
6.特定行為研修修了看護師
1)医師の立場から 柴崎 晋
2)診療看護師(NP)の役割と展望 中原 未智
3)臨床工学技士スコープオペレーター業務導入の実際 工藤 道弘
◆テーマ3:医療の質を担保する働き方改革とは
1.地方都市の一般病院における働き方改革 村川 力彦
2.中核都市の一般病院における働き方改革 森 琢児
3.大学病院における働き方改革―診療の質を担保する働き方改革とは 黒田 慎太郎
4.北欧外科医の働き方と抱える課題 熊谷 厚志
◆テーマ4:外科医のリクルート・教育への影響
1.医師の少ない地域で自治体病院統合を行った中核病院の生き残りをかけた研修医・専攻医教育と働き方改革 宮地 正彦
2.大学病院におけるリクルートへの影響 島田 理子
3.一般病院における働き方改革に対応した手術教育 大下 彰彦
4.大学病院における働き方改革に対応した手術教育 八木 真太郎
◆テーマ5:育児に配慮した働き方改革とは
1.外科医師の産休取得・育休取得 竹原 裕子
2.育児への配慮 野原 京子
3.男性外科医の育児参加―男性育休の経験とアンケート調査から考える課題点 高木 泰介