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自己愛危機サバイバル
〜摂食障害・醜形恐怖症・自己臭恐怖症の克服・治療〜
筆頭著者 熊木 徹夫 (著)
あいち熊木クリニック 院長
中外医学社
電子版ISBN
電子版発売日 2018年12月17日
ページ数 154
判型 B6
印刷版ISBN 978-4-498-22908-2
印刷版発行年月 2018年9月
書籍・雑誌概要
摂食障害・醜形恐怖症・自己臭恐怖症など,自己愛危機にさらされた女性たちがこれと闘い,克服した体験談を中
心に構成する書.長年にわたって彼女たちに伴走してきた専門医による珠玉のコメント,これらの疾患についての
透徹した解説も満載.自己愛危機の真実には,苦しみ喘ぐ体験者の言葉を通じてのみ,触れることができる.
目次
まえがき〜「私のすべてを、見て欲しい」〜
第1章
摂食障害、時代の諸相
摂食障害(神経性大食症および神経性無食欲症)治療のキモ
〜ただのダイエットでは済まない、あなたのために〜
はじめに
どのようにして拒食症になるのか
拒食症の特徴
<過食嘔吐サイクル>の完成
過食症の特徴
過食症・拒食症治療のキモ
“美の競演”のうちに潜む摂食障害
依存症治療はもはや、「対高度資本主義社会」の様相を呈している
克服・治療体験記 1-1 「摂食障害には“ありがとう”と言ってきっぱりお別れしよう」
克服・治療体験記 1-2 「あなたの“ありのままの魅力”を受け入れてくれたんだね」
克服・治療体験記 1-3 「体の声を聞くことがとても重要だ」
克服・治療体験記 1-4 「息をして生きているだけで偉いんだ」
克服・治療体験記 1-5 「30代も半ば過ぎたら、人生から嫌なことを取り除いてもいいんだよ」
克服・治療体験記 1-6 「必ず1人はあなたのことを好きな人がいるんです」
克服・治療体験記 1-7 「まず驚いたのは、拒食症について何も触れてこなかったことです」
第2章
自尊感情低落の深層
「現代型・自尊感情の低落」とは何か
〜摂食障害(過食症・拒食症)・醜形恐怖症・自己臭恐怖症治療から見えてくるもの〜
「死んでしまいたいくらい、寂しくて寂しくて」(<自尊感情が低落している方>への臨床相談)
〔『もう悩まなくていい〜精神科医熊木徹夫の公開悩み相談〜』(幻冬舎)より〕
克服・治療体験記 2-1 「通い始めて1年ほど経って、イベントに“色”が付き始めました」
克服・治療体験記 2-2 「あんなに嫌だった夏も、そんなに嫌ではなくなりました」
克服・治療体験記 2-3 「カミングアウトにはすごく勇気がいります」
克服・治療体験記 2-4 「自分ぐらい、自分のことを愛してあげてほしいし、
優しくしてほしいし、守ってほしい」
克服・治療体験記 2-5 「先生なら娘の気持ちを理解してくれるし、治してもらえると思いました」
克服・治療体験記 2-6 「こんな自分でも生きてていいのかな、誰かを頼っていいのかな」
克服・治療体験記 2-7 「私に好かれようと努力しないでくださいね」
第3章
女性の貌とナルシシズム
醜形恐怖症治療から垣間見える、女性のナルシシズム 生成の危うさ〜鏡と化粧の意味〜
現代の美の“魔術師”美容整形外科医自身が、醜形恐怖症になった理由
〜美しくても逃れられない、女性ナルシシズム由来の苦しみ〜
あとがき 〜「こけおどしの強さ」には惹かれるな〜
索引