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医療機関のホスピタリティ・マネジメント
筆頭著者 榊原 陽子 (著)
中外医学社
電子版ISBN
電子版発売日 2018年2月12日
ページ数 146
判型 B6
印刷版ISBN 978-4-498-04840-9
印刷版発行年月 2016年4月
書籍・雑誌概要
医療機関はサービス業ではありません.求められているのはホスピタリティ(思いやりの心)です.ホスピタリティ・マネジメントを,医療機関で実践する方法を紹介します.
目次
第1部 ホスピタリティマネジメントの実力とは
◎1章 医療機関でホスピタリティ・マネジメントが注目される理由
なぜ、今までの「接遇」ではうまくいかないのか
医療機関の課題を解決するホスピタリティ・マネジメント
「思いやりの心」が「信頼」を生み、「信頼」が医療の質を上げる
「やりがい」と「誇り」が離職率を減らす
◎2章 そもそもホスピタリティとは何か
日本人の知らないホスピタリティ
サービスとホスピタリティの違い―いいなりになるのが接遇ではない
意外と知らないマナーとホスピタリティの関係
ホスピタリティに絶対的な正解はない
仕事の本質――患者さんの求めるものを知る
人を喜ばせたければ、己を知り、行動せよ
第2部 ホスピタリティ・マネジメント?温かな組織を育むための仕組みづくり
◎1章 マネジメントとは、いったいなんだろう?
顧客とスタッフの両方が幸せになるための組織づくり
医療機関は組織づくりという意識が乏しいのはなぜ?
やる気のない人が残り、やる気のある人が去る不思議な職場
ホスピタリティ・マネジメントは看護師だけのものではない
◎2章 マネジメントの具体的な流れ
まずはトップダウンで組織が目指すビジョンを明確化せよ
理想と現実のギャップを把握できていなければ、何もはじまらない
患者アンケートを鵜呑みにするべきではない
覆面調査を行うと組織の現状が明らかになる
コミュニケーションや接遇は安全とつながっている
ICM組織診断で、組織の現状が見えてくる
ルールがあれば、組織は良い方向にむかっていく
クリアできる小さな目標を設定する
ワンランク上の挨拶キャンペーンをやってみよう
信頼関係が生まれると、自分で考え行動するようになる
いいねカードで「いいね!」の花を咲かせよう
悪い部分ではなく良い部分に注目せよ
◎3章 スタッフが安心して働ける仕組みをつくる
がんばっている人が損をしない評価システムが必要
理念を共有できない人が辞める事は仕方がないと受け入れる
評価のルールはみんなで決めよう
ビジョンを浸透させるためには毎日の落とし込みが大切
足をひっぱらないためのルールづくり
クレーマーへの対応は責任者が行うべし
採用は多面的に評価して、初期投資は惜しまない
◎4章 褒められることでやる気が生まれる
チャレンジすることを称賛する風土を作る
目的を達成したら必ず褒め讃えることが大切
感謝の気持ちを伝える仕組みをつくる
第3部 一人ひとりから伝わるホスピタリティ
◎1章 患者接遇の5原則
患者接遇の5原則とは?
医療従事者も第一印象が命
理不尽なほどに第一印象を左右する「見た目」の力
身だしなみのポイントは、「清潔」「調和」「機能的」
笑顔とアイコンタクトの力、知らずに損していませんか?
挨拶は信頼関係を深めるための第一歩
あなたは大丈夫? 意外と見られている立ち振る舞い
患者さんを疑心暗鬼にさせる職員の立ち振る舞いとは?
使いこなせば強力な敬語
気持ちを和らげる話し方のコツ
喜ばれる言葉の見つけ方
患者さんの協力を得るためのマジックフレーズ
◎2章 ホスピタリティが伝わるコミュニケーションの秘訣
相手と良い関係を築く秘訣(ストローク)
肯定的なストロークをどんどん使いましょう
「察する力」を養う――ホスピタリティは気配り目配り心配り
話すよりも傾聴することが信頼への近道
共感を表現することでホスピタリティが伝わる
わかりやすさも、ホスピタリティ
苦情を言う人をファンにするステップ
コラム 待合室を「待たされる」空間から「リラックスできる」空間へ
コラム 普通の対応と、ホスピタリティ溢れる対応
おわりに