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筆頭著者 ヘルスケア人材育成協会 (監)
その他の著者等 上野美幸/大崎久代/小林 只/柴田愛美/並木宏文/古屋 聡/松崎正史/松土はつみ/山口睦弘/
中外医学社
電子版ISBN
電子版発売日 2018年2月26日
ページ数 160
判型 A5
印刷版ISBN 978-4-498-01374-2
印刷版発行年月 2016年4月
書籍・雑誌概要
医療者が地域や家庭に飛び出す時代,エコーもこれまでとまったく異なるツールへと生まれ変わる.誰でもどこでも使えるポケットエコーを懇切丁寧に解説するシリーズ第一弾.
目次
第1章 ポケットエコー・ライフ・サポートとは?
1-1 背景
1-2 質の担保と教育
1-3 ポケットエコー・ライフ・サポート: Pocket Echo Life Support(PELS)
1-4 看護・介護で役立つポケットエコー導入ポイントの代表例
1-5 膀胱エコーから始めよう
第2章 学習方法
2-1 エコー学習・習得の方法
2-1-1 エコー画像の基本的な見方
2-1-2 検査室のエコーを使ったことが「ある」方々へ (医師,検査技師など)
2-1-3 検査室のエコーを使ったことが「ない」方々へ (看護師他,多数のみなさん)
2-2 プローブの持ち方,操作のコツ
2-2-1 プローブの持ち方
2-2-2 プローブ操作のコツ
2-3 膀胱シミュレータモデルの概説
2-3-1 各部位の名称と持ち方
2-3-2 各キューブのエコー画像: 大きさの比較,膀胱エコーの基本画像4つ
2-3-3 各キューブの説明
2-4 膀胱エコーの操作手順
2-4-1 横操作では扇操作,縦操作では回旋操作とスライド操作
2-5 膀胱容量当てクイズ
第3章 膀胱の病態生理
3-1 男性と女性の膀胱の違い
3-2 尿排出機能は“グー”と“パー“
3-3 おしっこが出ない
3-4 おしっこの回数が多い
3-5 おしっこ漏れている
3-5-1 腹圧性尿失禁
3-5-2 切迫性尿失禁
3-5-3 溢流性尿失禁
3-5-4 機能性尿失禁
3-6 おしっこの回数が少ない
3-7 排尿障害と蓄尿障害
3-7-1 排尿障害
3-7-2 蓄尿障害
3-8 おしっこは体内循環のバロメーター
3-8-1 脱水
3-8-2 うっ血性心不全
第4章 さあ,やってみましょう
症例(1)「おしっこが出ない」脱水? 尿閉?
1 実際にエコーをやってみよう
2 エコー実施の結果
3 症例(1):解説
まとめ
看護師のコメント
(1) ポケットエコーを病棟で活用してみて
(2) 成功体験が第一歩です
STEP UP 膀胱エコーが役立つ様々な場面
症例(2) 体液管理は膀胱エコーから! 脱水の補液,いつまで?
1 症例(1)の要領で膀胱エコーを実施しました
2 エコー実施の結果
3 症例(2):解説
まとめ
看護師のコメント
(1) ポケットエコーを外来で使ってみて
(2) 医師との適切な連携
STEP UP 患者の動線を意識した膀胱エコーの活用方法
症例(3) おしっこが出なくなってきた? 下肢のむくみもあり
1 症例(1)の要領で膀胱エコーを実施しました
2 エコー実施の結果
3 症例(3):解説
まとめ
看護師のコメント
(1) ポケットエコーを訪問看護で活用してみて
(2) 使い続けて,みんなと連携
STEP UP 下大静脈,頸静脈,肺エコー
症例(4) おしっこの不安を解消するためのポケットエコー
1 症例(1)の要領で膀胱エコーを実施しました
2 エコー実施の結果
3 症例(4):解説
4 症例(4):問題
まとめ
5 症例(4)の患者さんのその後
看護師のコメント
(1) 特別養護老人ホームでポケットエコーを使用してみて
(2) 気がるにエコーを使ってください
STEP UP 薬物療法・非薬物療法への応用,排尿日誌+エコー,自動計測機器との違い
第5章 膀胱エコーのピットフォール
質問(1) 実際の患者さんとシミュレータの違いは?
質問(2) エコーで評価した尿量よりも,導尿・排尿後の尿量が思ったよりも多いのですが?
質問(3) 黒い部分2つ?……あるのですが?
質問(4) 尿閉だけど,原因が……わかりません.
質問(5) よく見ると腎臓にも黒い部分があるのですが?
質問(6) 肥満体型の方でうまく見えないことが多いのですが?
質問(7) エコーゼリーを忘れてしまいました?
質問(8) エコーのバッテリーが切れそうです.
質問(9) エコーゼリーが冷たいのですが…….
コラム 与那国島でなぜかエコーを持っていた住民の話
第6章 ポケットエコーは大衆化されたヘルスケア・デバイスの1つ
6-1 みんなで使うポケットエコーは地域のミカタ
6-2 医療機器の進歩が現場に与える影響
6-2-1 技術のアクセスに対する集約化と分散化
6-2-2 医療機器の進歩が医療現場に与えてきた影響
6-2-3 患者の主訴・不安も増えていく
6-3 超音波診断装置(エコー)も大衆化された
6-3-1 エコーは誰のモノ?
6-3-2 ポケットエコーは診断よりも判断
6-4 質の担保と教育
6-5 多職種のエコー診察がますます普及するために
6-5-1 エコー診察が普及するためのポイント
6-5-2 職種毎に分けた教育
今後の展望
大衆化された機器のプラットフォーム形成を目指して