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急性中毒診療実践ルール16

当直・ER・ICUで役立つハーバード式クリニカルパール

急性中毒診療実践ルール16
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筆頭著者 千葉 拓世 (著者)

メジカルビュー社

電子版ISBN

電子版発売日 2022年2月21日

ページ数 208

判型 A5変

印刷版ISBN 978-4-7583-2230-0

印刷版発行年月 2022年2月

DOI https://doi.org/10.18885/9784758322300

書籍・雑誌概要

Dr.千葉が当直医,救急&集中治療医向けにやさしく手引するハーバード仕込みの中毒診療講義。薬毒物,拮抗薬と患者の「何を,どのように,いつモニタリングするか」について,単なる暗記ではなく薬物動態と病態生理に基づいて理解できる書籍。
この本でしか得られない指導医・上級医クラスも目からウロコのピットフォールも織り交ぜ,世界標準の診療指針や基準,実情も踏まえた中毒診療の土台となる考え方がわかる。

目次

■導入編
Chapter①
 [実践ルール1]中毒診療の基本と実際の流れ
  どんなときに中毒を疑うか?
  MATTERS,TOXIDROME
  検査
  治療
Chapter②
 [実践ルール2]TOX ACLS~中毒診療最初の15分(ACLS+α)
  Airway(気道)
  Breathing(呼吸)
  Circulation(循環)
  Dysfunction of CNS(意識)
  Exposure(体温)

■診断編
Chapter③
 [実践ルール3]トキシドロームを使いこなす
  トキシドロームとは?
  アッパー系
  ダウナー系
  ポイントが見抜けるトキシドローム
Chapter④
 [実践ルール4]心電図は役に立つtox screen! 中毒患者ではほぼ全例で行う
  尿の中毒スクリーニングはよく考えて行おう
  尿中薬物スクリーニング(誤解の原因)
  尿中薬物スクリーニングが役に立つ場面
  心電図はpoor man’s tox screen!
  QT 延長作用のある中毒の探し方
Chapter⑤
 [実践ルール5]中毒患者の診察では必ずクローヌスをチェック!
  セロトニン症候群は意外と多い
  医療システムにも影響を与えたリビー・ザイオン事件
  意外な薬でセロトニン症候群
  クローヌスが診断の鍵
  セロトニン症候群の治療
Chapter⑥
 [実践ルール6]要注意! 高体温は超危険な中毒のサイン
  体温は中毒で最も大事なバイタルサイン?
  中毒で高体温になるメカニズム
  中毒による高体温は熱中症と同じ?
  治療も熱中症と同じ?
  知っておきたいexcited delirium
Chapter⑦
 [実践ルール7]ギャップを使いこなせ! 浸透圧ギャップの意義
  アニオンギャップ開大は中毒を疑う鍵
  ギャップはあると萌えるけれど,なくても…浸透圧ギャップの使い方
  隠れたギャップに要注意(lactate gap・saturation gap)
Chapter⑧
 [実践ルール8]中毒患者では半減期を無視する
  半減期は中毒では意味をなさない
  半減期が無効になる理由
  中毒患者の脳死判定は慎重に

■治療編
Chapter⑨
 [実践ルール9]“活性炭投与は1時間以内”に惑わされない
  まずは覚えよう1 時間の壁
  活性炭投与は場合によっては1時間を越えていても行う(一歩先に)
  禁忌と適応外
  投与の目的と投与法
Chapter⑩
 [実践ルール10]意外な拮抗薬,β遮断薬を使いこなす
  意外に多いカフェイン中毒,頻脈・低血圧にβ遮断薬を使おう
  Sudden sniffing death syndrome
Chapter⑪
 [実践ルール11]血液透析の始めどきを見極める
  血液透析を考えるときの3 条件
  そのほかに考えるべきポイント〜常に臨床症状を考える
  血液透析を実際に行うことが多い中毒は?
  EXTRIP working group
Chapter⑫
 [実践ルール12]いまをときめく脂肪製剤の使い方
  脂肪製剤はなぜ効くの?
  血液透析vs 脂肪製剤
  使用製剤と使用量
  副作用に注意

■原因物質編
Chapter⑬
  [実践ルール13]アスピリン中毒患者に挿管してはいけない
  日常に潜むサリチル酸
  押さえておきたい基礎
  挿管したら呼吸器設定で1 回換気量と呼吸数を高くする
  挿管されたサリチル酸中毒の患者はすぐに血液透析を
  尿のアルカリ化の実際
  慢性中毒にだまされない
Chapter⑭
 [実践ルール14]三環系抗うつ薬の負のスパイラルに注意!
  三環系抗うつ薬の作用はさまざま
  重症度の評価は心電図で
  痙攣は死の序章
  重炭酸ナトリウムは積極的に使う〜2 つの作用機序
  重炭酸ナトリウムの投与方法
Chapter⑮
 [実践ルール15]カルシウムチャネル拮抗薬では血糖値をモニタリング
  血圧も脈拍も低いときは中毒を考える
  2 種類のカルシウムチャネル拮抗薬。違いは?
  血糖値がなぜ大事?
  カルシウムチャネル拮抗薬中毒への対応
  その他の治療
Chapter⑯
 [実践ルール16]意外に知らないアセトアミノフェンのノモグラムの使い方
  アセトアミノフェン中毒が重要な理由
  アセトアミノフェン中毒の基本
  ノモグラムの使い方
  ラインクロッサーの存在
  ノモグラムが使えるときと使えないとき
  意識障害…これはアセトアミノフェン中毒じゃない?

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付録
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