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読む順序から対応までわかる
レジデントのためのやさしい心電図
筆頭著者 岡田 英志(編集) 成瀬 元気 (編集)
メジカルビュー社
電子版ISBN
電子版発売日 2024年6月28日
ページ数 180
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-7583-2208-9
印刷版発行年月 2024年6月
書籍・雑誌概要
レジデントから寄せられた疑問について,指導医との会話形式によりお手本となる判読法とその根拠や考え方から対応までをわかりやすく解説。
目線と読む順番からの読み解き,20症例による判読トレーニング,知っておきたい抗不整脈薬まで,実臨床に役立つコラムも交えて丁寧にサポート。
完全な初学者にも親しみやすい例えを基にした病態イメージや図解から楽しく正しく学べる“最初の1冊”!
目次
本書に登場する略語一覧
本書の主な構成
第Ⅰ章 構造で理解する心電図の基礎と読み方
1 心電図のお約束とその理由
心電図は電気信号
2 波形のお約束とその理由
心電図波形の名称~それぞれの波の意味
第Ⅱ章 読む順序でみていく心電図・不整脈
1 正常心電図と読む順序
リズム,心拍数,P,QRS,軸,ST-T,U
2 系統的判読手順
リズムと心拍数がおかしい
P波がある
PQ間隔がおかしい
P波がない
P波の形がおかしい
QRS波がおかしい
ST-T部分がおかしい
QT部分がおかしい
U波がある
第Ⅲ章 判読トレーニング
1 まずは腕試し
症例 1 主訴:ふらつき
症例 2 主訴:動悸
2 実践トレーニング
症例 3 主訴:胸痛
症例 4 主訴:胸痛
症例 5 無症状,健診で異常の指摘
症例 6 主訴:動悸
症例 7 主訴:動悸
症例 8 主訴:動悸
症例 9 無症状,健診で異常の指摘
症例10 主訴:胸痛
症例11 主訴:無症状
症例12 主訴:胸痛
症例13 主訴:胸痛
症例14 一過性意識消失
症例15 主訴:ふらつき
症例16 向精神薬を多量服薬して嘔吐
症例17 健診で異常の指摘
症例18 失神で救急外来受診
症例19 主訴:ふらつき
症例20 主訴:動悸,ふらつき
第Ⅳ章 抗不整脈薬の使い方
1 非専門医も知っておきたい不整脈治療
抗不整脈薬は刺激伝導系のどこを抑える?
頻脈性心房細動の初期治療
発作性上室頻拍の治療〜ATPの使い方
心室性不整脈の初期治療
β遮断薬の使い方
心不全に使いにくい抗不整脈薬
Column
なぜ12個の誘導が必要なの?
モニター心電図の特徴とメリット
wide QRSとnarrow QRS
帰るまでが遠足です
四肢誘導の電極位置は正しい?
房室伝導は夫婦関係によく似ている?
夫婦が円満でいられる秘訣は?
脈拍と寿命
重さと形と心電図
肺高血圧症に伴う右心不全を疑う心電図所見とは?
放っておいてもよいwide QRSとは?
高電位,低電位を診断する前に
アーチファクトにご用心
電気的除細動と同期電気ショック
後壁梗塞の心電図変化は?
aVʀ誘導のST上昇をみたら
心筋の肥大が望ましくない理由は?
アデホスのよもやま話
ペースメーカの適応
不整脈を抑制することの意義
洞調律の心拍数を抑える心不全治療薬 “イバブラジン”
心電図波形の非特異的変化を心臓の構造で考える
あとがき
索引