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≪Crosslink 理学療法学テキスト≫
理学療法評価学
筆頭著者 中山 恭秀 (編集)
メジカルビュー社
電子版ISBN
電子版発売日 2022年3月7日
ページ数 432
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-7583-2000-9
印刷版発行年月 2022年3月
書籍・雑誌概要
理学療法学専門科目に対応し,講義・実習・臨床まで広く長く活用できる新テキスト。平易な表現を用いながらも詳しく記述した本文と,図表を多用した紙面で理解しやすく,どこに重点を置いて学習すべきかが一目でわかる構成。また,さまざまな角度からの情報を盛り込んだ囲み記事も充実。
本巻では,臨床における理学療法の流れ(情報収集 → 面接 → 理学療法基本評価 → …)に沿って,さまざまな評価法を解説。各検査ごとに目的(“何を”みるか)や手段(“何で”みるか)を明確に記載し,学生でもわかりやすい内容となっている。
目次
第 1 章 患者をみる前に(理学療法士の役割)
【1】 理学療法評価の意義と目的 [ 中山恭秀]
1 患者をみる前に
2理学療法評価の意義
【2 】理学療法における評価の目的と臨床的STEP [ 中山恭秀]
1理学療法評価の目的
第 2 章 理学療法評価の準備
【1】 障害モデル [ 藤澤宏幸]
1障害モデルとは
2Nagiモデル
3NCMRRモデル
4国際障害分類試案(I CI DH)
5国際生活機能分類(ICF)
6行動制約モデル
7モデルの選択と活用方法
【2】 理学療法評価プラン [ 中山恭秀]
1概説
2理学療法評価プランの実際
3現実論
4効果の検証は厳密に
第 3 章 Step1 情報収集
【1】 疾病に関する情報 [ 樋口謙次]
1疾病に関する情報とは
2病歴
3画像検査
4血液・生化学検査
5超音波診断装置
6体組成検査
【2】 個人情報(家庭情報) [ 中山恭秀]
1概説
2氏名・年齢・性別
3家族構成・キーパーソン・その他の身辺情報
第 4 章 Step2 面接(問診と観察)
【1】 問診 [ 中山恭秀]
1問診とは
2家屋
3居住区域・環境,活動範囲
4職業と社会的役割
5主訴とニーズ,デマンドとホープ
【2】 観察 [ 中山恭秀]
1観察する際のポイントとは
【3】 心理状況への配慮 [ 中山恭秀]
1障害受容とは
第 5 章 Step3 理学療法基本評価(検査・測定・観察・分析)
【1】 バイタルサイン [ 中山恭秀]
1バイタルサインとは
2意識
3血圧
4脈拍
5呼吸数
6酸素飽和
7体温
【2】 痛みやしびれ [ 森下慎一郎]
1痛みやしびれとは
【3 】形態測定 [ 中山恭秀]
1形態測定とは
2身長・体重・体格指数
3肢長
4周径
⃝まとめ
【4 】関節可動域 [ 石田和宏]
1関節可動域とは
2関節可動域測定とは
【5】 筋力 [ 小林 武]
1筋力評価とは
2MMT
3HHDを用いた筋力測定
4motricity index
510 RM
【6】 感覚検査 [ 坂本淳哉]
1感覚と感覚検査(概説)
2触覚
3温度覚
4痛覚
5深部感覚
6複合覚
【7 】バランス [ 浅賀忠義,長谷川直哉]
1バランスとは
2静的バランスと動的バランス
3姿勢戦略と姿勢反応
4立位
5座位
6重心動揺計
【8】 動作 [帯刀隆之]
1動作とは
2動作の観察
3分析のための観察視点
4観察の進め方
【9】 姿勢 [ 中俣 修]
1姿勢とは
2姿勢の観察とランドマーク
3姿勢と動作の関係性
4姿勢の保持能力
5異常姿勢
【10】 歩行 [ 中江秀幸]
1歩行とその評価
2観察と分析方法
3運動学的指標について
4時間距離的指標
5運動力学的指標
6歩行補助具の選択 [ 中山恭秀]
【11 】歩行の耐久性 [ 坂本由美]
1歩行の耐久性とは
2Borg scale
36分間歩行テスト(6 MWT)
4生理的コスト指数(PCI )
【12】 日常生活活動(動作)(ADL・BADL,IADL・APDL) [ 中山恭秀]
1概説
2観察と分析の項目
3代表的なADL評価指標
第 6 章 Step4 疾患特異的機能評価
【1 】運動器疾患
1運動器疾患と理学療法 [ 吉田啓晃]
2頸部(頸椎)疾患
3胸部疾患
4腰部(腰椎)疾患
5仙腸部疾患
6肩関節疾患
7肘・手関節疾患
8手指疾患
9股関節疾患 [木下一雄]
10膝関節疾患
足関節疾患,その他
運動力学的検査(荷重検査)
【2 】反射・筋緊張異常 [ 原田和宏]
1代表的な反射と筋緊張異常
【3 】分離運動 [ 原田和宏]
1分離運動の評価
【4 】脳神経検査 [ 原田和宏]
1脳神経由来の機能障害と検査
【5】 高次脳機能 [ 中村智恵子]
1高次脳機能障害とは
2失認(症)
3失行(症)
4失語症
【6】 協調性検査 [ 中村智恵子]
1協調性検査とは
2評価法
【7】 脊髄支配・電気生理学的検査 [ 浦川 将]
1電気生理学的検査で何がわかるか
2筋電図の基礎知識
3神経伝導検査
4針筋電図
5誘発電位
【8】 呼吸機能検査 [ 古川順光]
1呼吸機能検査とは
2聴診器による聴診
3スパイロメトリー
4フローボリューム曲線
5呼気ガス分析
【9】 循環機能検査 [ 古川順光]
1循環機能検査とは
2心電図の意味
3運動負荷試験
4METs
【10】 小児疾患 [ 木元 稔]
1小児における評価法の選択と結果の解釈
【11】 精神疾患 [ 仙波浩幸]
1精神疾患・精神症状
2認知症とその評価
3精神・心理機能評価法(認知機能評価)
第 7 章 Step5 疾患特異的重症度評価
【1】 代表的な疾患特異的評価指標と重症度分類 [ 中山恭秀]
1脳卒中
2脊髄損傷
3関節リウマチ
4慢性呼吸器疾患
5心疾患
6腰痛
7変形性股関節症
8変形性膝関節症
9切断
10糖尿病
11.がん
12.パーキンソン病
13.筋ジストロフィー
14筋萎縮性側索硬化症(ALS)
15.脊髄小脳変性症(SCD)
16.重症筋無力症(MG)
第 8 章 Step6 患者が思う病気と生活の関係
【1】 QOLの評価 [ 中山恭秀]
1概説
2代表的な評価指標
第 9 章 理学療法プログラムの立案に向けて
【1】理学療法評価の後に実施する統合と解釈 [ 中山恭秀]
1統合と解釈
【2 】理学療法評価結果を解釈する際の7つのポイント
1理学療法評価を追跡して行う
2動作の遂行と関節可動域を結びつけて考える
3背臥位から立位,そしてその先にある日常生活動作を考える
4動作能力とLSAをつなげて目標を考える
5歩行補助具の適応を評価する
6受傷・発症した原因を考え,元の生活に戻るという視点をもつ
7フレイル・サルコペニアを考える