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別冊整形外科 No.86 整形外科外来診療の工夫
診断,保存療法,外来手術
筆頭著者 安達伸生 (編)
広島大学教授
その他の著者等 「整形外科」編集委員(監修)
南江堂
電子版ISBN 978-4-524-28386-6
電子版発売日 2024年11月4日
ページ数 182
判型 A4
印刷版ISBN 978-4-524-27786-5
印刷版発行年月 2024年10月
書籍・雑誌概要
整形外科外来の日常診療で扱う疾患は多種多様であり,その疾患概念や診断・検査方法,保存療法や外来手術の方法などは日々発展,進化している.その情報量は膨大であり,整形外科医が知識のアップデートをするのは容易ではない.本号では現場で役立つ日常診療の工夫やコツを幅広く収載し,1冊で最新の診断技術や保存療法の実際,さらには外来手術についても学べる構成とした.
目次
【内容目次】
Ⅰ.総 論
1.検査・診断
坐位と仰臥位のX線側面像を用いた胸腰椎不安定性の評価法
早期手術を含めた発育期急性期腰椎分離症の系統的かつ効率的な診断手順と治療戦略
爪下腫瘍の画像診断
2.薬物療法
骨粗鬆症に対する骨吸収抑制薬の使い分け
変形性膝関節症にS-flurbiprofen plasterを用いた使用経験
変形性膝関節症に対する超音波ガイド下内側側副靱帯滑液包内多血小板血漿(PRP)療法
3.エコー下インターベンション
脊椎エコー―診断的治療としての使用
超音波ガイド下頚椎神経根ブロックの短期治療成績
肩関節診療におけるエコー使用の有効性
超音波診断装置を用いた股関節疾患の診断と治療
腰椎に起因する軽度の下垂足(足関節背屈筋力低下)に対する神経根ブロックによる治療
4.装具療法
仙腸関節障害に有効な骨盤ベルトの種類と装着方法の検討
5.リハビリテーション
急性腰痛症に対する前庭リハビリテーションの可能性
6.その他
橈骨遠位端骨折後患者に対する骨粗鬆症治療介入のための取り組み
Ⅱ.部位別疾患と保存療法
1.脊 椎
骨粗鬆症性椎体骨折で難治例をつくらないための初期マネジメント
胸腰椎移行部における新鮮椎体骨折に対する保存療法(ギャッチアップ治療)について
椎間板性腰痛―診断と全内視鏡下脊椎手術
成長期腰椎分離症の診断と保存療法
2.肩関節
胸鎖関節炎の診断と治療
石灰沈着性腱板炎に対する超音波ガイド下治療
凍結肩の診断と治療
3.手・手関節
重度手根管症候群に対する外来での電流知覚閾値検査を用いた知覚評価
日帰り手術で施行した単指近位指節間関節変形性関節症に対する人工指関節置換術
4.足・足関節
初期治療における足関節脱臼骨折に対する整復と外固定の工夫―重力補助足関節整復法(GARA法)による初期治療の小経験
足部捻挫による立方骨骨折
足部外側痛および足底部痛の原因としての長腓骨筋腱炎と立方骨疲労骨折
Ⅲ.そ の 他
悪性腫瘍が原因であった肩甲部痛の3例
手足末梢神経障害(ニューロパシー)の鑑別診断とそのコツ
外来診察における処方箋疑義照会の傾向と回避された有害事象の検討
整形外科医療機関における医療安全の工夫―診療録開示への対応