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別冊整形外科 No.84 バイオ時代におけるリウマチ性疾患の診療

別冊整形外科 No.84 バイオ時代におけるリウマチ性疾患の診療
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筆頭著者 大川 淳 (編)

その他の著者 「整形外科」編集委員(監修)

南江堂

電子版ISBN 978-4-524-28384-2

電子版発売日 2023年10月31日

ページ数 211

判型 A4

印刷版ISBN 978-4-524-27784-1

印刷版発行年月 2023年10月

DOI https://doi.org/10.15106/9784524277841

書籍・雑誌概要

本邦では,薬物治療から手術的治療の介入まで,関節リウマチ患者のトータルマネジメントを整形外科医が担っている.また、7年ぶりに関節リウマチ診療ガイドラインが改訂され,関節リウマチの診療は変革期にある.本号ではリウマチ診療の現状を解説しつつ、実臨床で役立つタイムリーな情報を掲載している.関節リウマチの評価・手術的治療・薬物治療もちろん、脊椎関節炎・リウマチ性多発筋痛症など,整形外科診療に紛れ込むリウマチ性疾患についても情報が得られる.

目次

【内容目次】
Ⅰ.関節リウマチの病態
 1.疫 学
  関節リウマチの手術のトレンド
  関節リウマチ患者のmodified Health Assessment Questionnaire(mHAQ)の上昇は翌年の骨折発生と関連する
  関節リウマチ患者における骨粗鬆症―IORRAコホート研究の結果から
 2.基礎研究
  関節リウマチ膝の滑膜由来間葉系幹細胞
Ⅱ.検査・診断
 1.血液検査
  抗シトルリン化ペプチド/蛋白質抗体と関節リウマチ
 2.画像診断
  MRIによる関節リウマチ早期診断とtreat to target(T2T)戦略における有用性
  関節リウマチにおける関節超音波検査の有用性
  関節リウマチにおけるFDG-PET/CTの有用性
Ⅲ.薬物治療
 1.ステロイド
  生物学的製剤を投与した関節リウマチ患者におけるステロイド中止困難例
 2.メトトレキサート
 リウマチ診療におけるアンカードラッグとしてのメトトレキサート
 3.生物学的製剤
  整形外科医が知っておくべき生物学的製剤の特徴
  関節リウマチに対するゴリムマブの臨床成績
 4.ヤヌスキナーゼ阻害薬
  整形外科医が処方するヤヌスキナーゼ阻害薬
  トファシチニブ,トシリズマブを使用中の関節リウマチ患者に行った整形外科術後経過の比較
Ⅳ.手術的治療
 1.上 肢
  関節リウマチ肘関節に対する関節温存手術としての広汎滑膜切除術の可能性
  リウマチ肘に対する手術戦略最前線
  人工手関節置換術の術前計画と短期成績
  リウマチ手に対する人工指中手指節/近位指節間関節の歴史と現況
  Monitored anesthesia careと超音波ガイド下選択的知覚神経ブロック併用麻酔での関節リウマチ伸筋腱皮下断裂再建術の治療経験
  リウマチ手に対する手術戦略最前線
 2.下 肢
  新たな人工足関節置換術の使用経験
  関節リウマチの前足部変形に対する関節温存手術
  関節リウマチによる外反母趾変形に対する人工母趾中足趾節間関節置換術の臨床成績
  アルゴリズムに基づくリウマチ前足部手術
 3.脊 椎
  リウマチ頚椎手術の変遷
  関節リウマチの腰椎病変
 4.周術期合併症対策
  生物学的製剤を投与した関節リウマチ患者における術後感染
  関節リウマチ患者の整形外科手術における手術部位感染,創傷治癒遅延の治療と生物学的製剤使用の関係
  関節リウマチに対する整形外科手術における周術期ヤヌスキナーゼ阻害薬の休薬
Ⅴ.整形外科診療に紛れ込む類縁疾患
 1.脊椎関節炎
  強直性脊椎炎の診断における整形外科医の役割
  脊椎関節炎外来における診療の実際と最新の動向―体軸性脊椎関節炎を中心に
  脊椎関節炎の現状と整形外科医の役割
 2.リウマチ性多発筋痛症
  リウマチ性多発筋痛症の診断と治療
Ⅵ.治療システム
 1.高齢患者への対応
  高齢関節リウマチ患者の治療対応
 2.多職種連携
  関節リウマチにおけるチーム医療の重要性
  リウマチ医が関節リウマチのリハビリテーション治療を理解するために必要な知識