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下肢EVTトラブルシューティング55
筆頭著者 横井 宏佳 (監)
小倉記念病院
その他の著者等 飯田修/鈴木健之/曽我芳光/平野敬典
南江堂
電子版ISBN 978-4-524-28455-9
電子版発売日 2016年6月6日
ページ数 254
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-524-26764-4
印刷版発行年月 2013年7月
書籍・雑誌概要
多くの症例を経験しないとわからない下肢EVTの合併症・トラブルへの対策,コツやノウハウを新進気鋭の執筆陣が実践的にまとめた.エキスパートが難渋した症例について,症例写真と術中の様子(術者の考え)を詳細に解説し,臨床知と基礎的な知識を関連づけながら臨場感溢れる学習ができる.これから下肢EVTを始めようとしている医師,すでに取り組んでいるが悩みも多い医師必読.エキスパートの秘技の解説コラムも収載!
目次
【主要目次】
第1章 大動脈腸骨動脈
1.ステント留置後に解離が…
2.高度石灰化を合併した腸骨動脈閉塞病変〜ホントに拡がるの?
3.ステント内閉塞症例をどう攻めるか〜こんな方法もあります
4.ステント留置部に仮性動脈瘤が…
5.遠位塞栓を捕まえろ
6.腸骨動脈TASC-D病変に対するEVT…でも腹部大動脈瘤を合併!
7.ステントが変形してワイヤーが通過しない…トラブル続きの症例
8.腸骨動脈完全閉塞治療後に,distal emboliが生じた…
9.Perforation! 殿筋跛行患者に対して内腸骨動脈完全閉塞の治療中…
10.subintimal angioplasty後に自己拡張型ステントを留置したが,拡張不全あり…
11.外腸骨動脈穿孔!カバードステントを留置して止血したけれど…
12.シースワイヤーで腸骨回旋動脈が破れた!
13.EVTの最中にシースが抜けた!
14.血栓たっぷりの腸骨動脈閉塞は二重ステントでおさえる!
15.秘技!OTW体外循環止血法
第2章 大腿膝窩動脈
1.止血デバイス血止めすぎ!
2.両方向性アプローチ+両方向性アプローチ(大腿動脈-足背動脈閉塞への3点突き)
3.DES使用に伴うステント血栓症は末梢血管においても問題となるのか?
4.バイパスグラフト閉塞に血栓吸引後も,血栓が大量に残った…
5.popliteal arteryの完全閉塞病変に対してEVT中,perforationを生じた…
6.長区間ステント再閉塞の治療.大量の血栓でどうしようもない…
7.(クロスオーバーシースを用いて)クロスオーバーしたが,DFA perforationが生じた…
8.SFA-CTOであらゆるワイヤーが通過しない…
9.バルーン拡張後SFAが破れた!
10.繰り返す再狭窄の果てに…
11.シンプル病変のEVTと思ったけれど…(1)
12.どこを治療するかプレッシャーワイヤーで決める
13.CFAの閉塞病変をbi-directionalで治療する
14.SFAステントのストラット越しに新しいステントを入れる
15.focalな膝窩動脈閉塞と思ってEVTをしたけれど…
16.Fall Into a Little TRAP
17.高度石灰化病変のためにステントが持ち込めない!
18.バルーンがデフレートできない!(汗)
19.ステント血栓症に対して「平野どめ」を駆使して挑む
20.浅大腿動脈内に残されたバルーンカテーテルの断端をワニ鉗子で回収!
21.シンプル病変のEVTと思ったけれど…(2)
22.浅大腿動脈と大腿深動脈の分岐部病変へのステント留置はどのようにすればよいのか?
23.造影剤を1滴も使わずSFAのCTOをEVTで治療する
第3章 膝下動脈
1.trans-collateral approachは膝下動脈で輝きを増す
2.ほったらかしにしていた傷が感染を伴い急速に悪化して慌てて受診…
3.腓骨動脈に対しEVTを行うも,十分なSPP上昇がない…
4.BKインターベンションにて,ガイドワイヤー先端がトラップされた…
5.BK-CTOにてガイドワイヤーの通過には成功したものの,バルーン拡張の際に解離が生じた…
6.antegrade punctureにてBK治療に成功したものの血圧低下,患者さんが急変した…
7.TPTの拡張を行ったら,下肢の色調が悪化,患者さんは足の痛みを訴えだした…
8.繰り返すグラフト再閉塞をEVTで治療する
9.3Frガイディングシースにマイクロカテーテルがスタックした!
10.pedal arch angioplastyに挑む
11.EVTの難所:distal Popを攻略する
第4章 複雑病変
1.表パンで挿入したマイクロカテーテルを術後引き抜いたところ断裂した…
2.心不全とCLIを同時に治す
3.TASC-DDD(トリプルディー)をEVTで治す
4.antegrade approachでSFA-CTOにワイヤー通過せず,膝窩,足背,後脛骨動脈も穿刺できない…
5.透析患者さんの血圧が低くて十分除水できず心不全を繰り返している
6.バイパスグラフト内の巨大血栓にTURBO吸引で挑む
索引